なめらかな世界と、その敵
24件の記録
ごとー@ptk5102025年11月11日読み終わった「美亜羽へ贈る拳銃」を目当てに。 特定の個人へ対する愛の意識を永遠に固定する拳銃(射出するのはナノマシン針)というガジェットのアイデアが秀逸。『ハーモニー』のトリビュート作品として書かれた、という謳い文句に違わぬエモーショナルな文体や登場人物の関係性がひたすらおみごと! 表題作の、並行世界を行き来する異様な文章に引き込まれたり「シンギュラリティ・ソヴィエト」では人工知能が支配する国のとんでもない様相に目を剥く。 「日本SFの臨界点」編集として、または主に百合ジャンルを書く人、のイメージが強かったけど凄まじいSFの妙手だった……




シロップ@sirop2025年7月6日買った読み終わったどれもよかったけど「ゼロ年代の臨界点」がいちばん好きだった。 基本的に(わたしにとっては)味は濃いめだったから、読むぞ!という元気がないと読めなかった。読み始めるといい感じなんだけど。これはわたしの問題、
はいファイ@hai_2025年3月16日読み終わった(Bluesky同ポス)SFであると同時に、上質なアニメを見ているような、映像的快感とときめくようなエモーショナルが開かれていて、実にワクワクが詰まった体験だった。ポップSF…と言うには骨太かつ衝撃的な想像力に支えられているけど、同時にポップカルチャーとの(そして各話のタイトルからも嗅げるように過去のSFや社会思想との)影響下にあることも隠さず、むしろそれらをなめらかに並び替えて大胆に展開するような手腕に、ずっと目がチカチカするような思いでした。表題作、絶対アニメで見たい(もう見たような気さえする) しかもまた「あとがきにかえて」がとんでもないというか…覚悟がヤバい…













