なめらかな世界と、その敵
44件の記録
2α@nyarnyamik2026年2月2日読み終わった再読中つるつると滑るような美しく、そして断絶と繋がり。 「美亜羽へ贈る拳銃」の美亜羽はハーモニーのミァハだろうけど、それ以外の聖書に出てくる小説を探してみるのも面白いかもしれない。 自分をずっと見ていてくれる誰かはこの世界に存在し得ないという──おそらく、この世界の健常者なら誰もが知っていながら、本当には分かっていないことだった。 「走るのも、生きるのも、もう一人でやっていくつもりだ。私から目を逸らせないのは、私だけだからな」 仕事が忙しくなって本が読めなくなり、大変に不快。 時間的にはともかく、心が読む気をなくすと危険兆候かなと思いつつ。


伊北郁@Kaoru_1kita2026年2月2日読み終わったあまりに傑作。日本SFとしてはもっと上の扱いを受けていい作品なんじゃないか。『美亜羽に贈る拳銃』と『ひかりより速く、ゆるやかに』は特に良い。どの話にも割と複雑な世界設定があるため冒頭は『意味わからんな…』となりやすいが、おそらくわざとやってるんだと思う。数P読んで理解すると「あ〜はいはいはい」って感じになれる。
数奇@suuqi2026年1月20日読み終わったとても面白かった〜。どの短編もSFとしてアイデアが光るものばかりで、かつエモいストーリーが読みやすくて一冊に対する満足感がとても大きい。特に表題作は初っ端からブッ刺さりで、かなり心を掴まれた。並行世界を同時知覚できる、それが当たり前になっている世界という設定だけでもう面白いのに友情青春百合ドラマとして読みやすくてエモい。次々と場面が切り替わる描写も見事でした。 「ひかりより速く、ゆるやかに」もドラマチックで、エンタメ映画を一本観たような満足感があって面白かった。どの短編も読み応えがあって、良い本だった。斜線堂有紀による「隔たりを描くことで繋がりを描いている」という解説も素晴らしい。




ごとー@ptk5102025年11月11日読み終わった「美亜羽へ贈る拳銃」を目当てに。 特定の個人へ対する愛の意識を永遠に固定する拳銃(射出するのはナノマシン針)というガジェットのアイデアが秀逸。『ハーモニー』のトリビュート作品として書かれた、という謳い文句に違わぬエモーショナルな文体や登場人物の関係性がひたすらおみごと! 表題作の、並行世界を行き来する異様な文章に引き込まれたり「シンギュラリティ・ソヴィエト」では人工知能が支配する国のとんでもない様相に目を剥く。 「日本SFの臨界点」編集として、または主に百合ジャンルを書く人、のイメージが強かったけど凄まじいSFの妙手だった……





シロップ@sirop2025年7月6日買った読み終わったどれもよかったけど「ゼロ年代の臨界点」がいちばん好きだった。 基本的に(わたしにとっては)味は濃いめだったから、読むぞ!という元気がないと読めなかった。読み始めるといい感じなんだけど。これはわたしの問題、
はいファイ@hai_2025年3月16日読み終わった(Bluesky同ポス)SFであると同時に、上質なアニメを見ているような、映像的快感とときめくようなエモーショナルが開かれていて、実にワクワクが詰まった体験だった。ポップSF…と言うには骨太かつ衝撃的な想像力に支えられているけど、同時にポップカルチャーとの(そして各話のタイトルからも嗅げるように過去のSFや社会思想との)影響下にあることも隠さず、むしろそれらをなめらかに並び替えて大胆に展開するような手腕に、ずっと目がチカチカするような思いでした。表題作、絶対アニメで見たい(もう見たような気さえする) しかもまた「あとがきにかえて」がとんでもないというか…覚悟がヤバい…



























