「安楽死」を考えるためには、昨今の「無益な治療」論も念頭に入れる必要がある。患者の臨死期における過剰医療で患者自身を苦しませないこと、と始まった議論だったが、それはすでに悍ましいほどの変貌を遂げている。医療側に無駄だと判断された時点で死を勧められてしまうのだ。 インフォームドコンセントの時点でしっかり理解せずにサイン✍️してしまったら、最期は担当医師の価値観倫理観に決定づけられてしまう。 まだまだ「お医者様」感の強い日本では、「安楽死」を議論する土台ができていないことがよくわかった。

📝メモ 買おうかと思っていたら、すでに持っていた。 ⚠️本を買う前にまず本棚を確認すること⚠️

読み直すか📖 本に挟んである数年前のメモを見るとその時の研究室の雰囲気が蘇るようでやや微笑ましくも悲しい愛憎入り混じる感じ

「「死にたい」と誰かが訴える時、その言葉を額面通りに安楽死の自己決定と受け止めるのではなく、なぜその人はそんなことを言うのか、まずはその人の語りに真摯に耳を傾けて、その主観的な苦しみのリアリティを理解しようと努めること。（中略）私たちの社会が「死にたいほど苦しいという人を置き去りにしない」ということもまた、苦しんでいる人にそのようにアプローチすることではないだろうか。 　個々の苦しみを置き去りにしないためには、「安楽死は是か非か」という問いを「なぜ死にたいほど苦しいのか」という問いへと転じたい」（p260-261） 先日のイギリスでの法案可決で早急に読み始めた。一度底が抜けてしまうと、修復はできないと思ったほうがいいだろう。

時折思い出しては眺めてる🫠 ライティングカルチャーショックが一体なんだったのかを真剣に考えずして前には進めない。考えすぎて立ちどまってばかりでもいけないのはそうなんだが。

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2025年6月4日から読み始め📝 2025年7月1日読み終わり📚

ときを見て読み直そう

早めに手に入れて読まなきゃだな📚

この本の舞台となっているのは主に2009年から2017年のインド・カルナータカ州である。インドは大国で州や地域、都市か農村かなどだけでもだいぶ様子が違うことを改めて感じさせられた。各章の終わりにコラムとして丁寧な解説がついていることもあり、インドのことを知るための初めての本としてもいいような内容だった。