安楽死が合法の国で起こっていること

17件の記録
- KIE@Kie_Reads2025年7月6日読み終わった「安楽死」を考えるためには、昨今の「無益な治療」論も念頭に入れる必要がある。患者の臨死期における過剰医療で患者自身を苦しませないこと、と始まった議論だったが、それはすでに悍ましいほどの変貌を遂げている。医療側に無駄だと判断された時点で死を勧められてしまうのだ。 インフォームドコンセントの時点でしっかり理解せずにサイン✍️してしまったら、最期は担当医師の価値観倫理観に決定づけられてしまう。 まだまだ「お医者様」感の強い日本では、「安楽死」を議論する土台ができていないことがよくわかった。
- KIE@Kie_Reads2025年6月23日買った「「死にたい」と誰かが訴える時、その言葉を額面通りに安楽死の自己決定と受け止めるのではなく、なぜその人はそんなことを言うのか、まずはその人の語りに真摯に耳を傾けて、その主観的な苦しみのリアリティを理解しようと努めること。(中略)私たちの社会が「死にたいほど苦しいという人を置き去りにしない」ということもまた、苦しんでいる人にそのようにアプローチすることではないだろうか。 個々の苦しみを置き去りにしないためには、「安楽死は是か非か」という問いを「なぜ死にたいほど苦しいのか」という問いへと転じたい」(p260-261) 先日のイギリスでの法案可決で早急に読み始めた。一度底が抜けてしまうと、修復はできないと思ったほうがいいだろう。
- ゆべし太郎@skikzy2025年5月14日読みたい某政党(世代間の分断を煽る非科学的な日和見政党)からの出馬歴もある某医師の、優生思想に塗れた醜悪なポストがSNSに流れてきた。以前、共産党の宮本徹さんが紹介されていていつか読もうと思っていたこの本、今こそ読まなきゃだなと思う。
- um@__um__g2025年3月13日読み終わった安楽死、尊厳死という選択肢が社会的弱者を切り捨てる理由になってしまうのではないか、と考えさせられた。個人的に安楽死自体を否定するつもりはないけれど、安易に肯定の立場を選ぶことも出来ない、一面だけを見て是非を決めるにはあまりにも線引きが難しく困難な課題。人々が死を選ぶ前に生きるために社会で出来ることはないか?医療とは、法律とはそうあるべきではないか?そういう議論ができる社会でありたい。