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T/Teito
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@NavyXcliff_1278
  • 2025年11月6日
    未来をつくる言葉
    未来をつくる言葉
    分かり合えなさを加速させる時代のなかで、それでも言葉を紡ぎ、会話を続ける意味とは?経歴、開発した作品、学術理論の間を縦横無尽に飛び回りながら、筆者はこの問いに回答を与えていく。 なぜ人との会話に価値があるのか。この文章の主張は一貫している。それは、他者との会話の中で、自己の環世界も変容するからである。人との出会いは、芸術作品との出会いと同じように、自分自身の独自性を高めていく。対話というより共話的な特徴を持つ日本語では、よりそうである。 そして、表現行為は、その変容を固定化して、自分の中に取り込む。演繹的な特徴を持つ正反合に対して、帰納的な特徴を持つ守破離の感覚の中で、様々な他者との出会いの積み重ねの先に、自分なりの新たな発見の地平が見えてくる。 分かり合えないのが当たり前だと、筆者は言う。その分かり合えなさをつなぐことで、新たな価値が噴出するのだ。 テーマは私たちの身近なところから、筆者自身の体験から出発し、哲学をはじめとする理論の解説もわかりやすい。自己啓発から一歩進んだ学びをしたい人にもおすすめの本である。
  • 2025年8月11日
    スペイン・聖と俗 (NHKブックス 430)
    文化の結節点として、本質的に多民族国家であったスペインは、近代、一つの国家として生きることを余儀なくされる。内からの白い伝説と外からの黒い伝説の交わりは、スペイン人を苦しめた。しかし、その苦しみが重層的な文化を生む。ヨーロッパに属しながら「ヨーロッパを超えた存在」となったスペインで育まれた独特な感性についての語り。 卑近なところから始まり、明確な歴史的経緯を経て、人間性や文化の解釈に至る。歴史が現代の様々な要素にのしかかっていることが、よく分かる記述である。その意味で、この本は日本-スペイン版の『菊と刀』である。 学術的な厳密性に囚われすぎていないために、軽く読める良書。スペインは、西欧で一番面白い国だと思う。スペイン史を学ぶ者として、この本を読めてよかった!
  • 2025年8月6日
  • 2025年7月23日
    〈悪の凡庸さ〉を問い直す
    〈悪の凡庸さ〉を問い直す
  • 2025年7月20日
  • 2025年7月18日
    古代オリエント全史 エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡
    初学者にとってはいい入門書なのかもしれないが、どうしても歴史の羅列になっている部分があり、読了するのは結構しんどかった。こういう本にどうケリをつけるか、あるいはどうやって高速で読了するか、というのは、今後求められる課題。
  • 2025年7月4日
  • 2025年7月3日
    ナッジ!?
    ナッジ!?
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