梨木さんのエッセイは手にとってしまう。いつも、八ヶ岳の暮らしの描写が美しく、羨ましくなる。たまに触れられる介護のお話なども、自分の体験も相まって、考えさせられる。

最近の世界情勢の緊迫感から、いくつか読んでおこうと思った一冊。基礎知識が足りてないので、読んでよかった。今後起こりうるシナリオについては、そうよね、、と。

近所の某チェーン古本屋で、たまにお宝に出会うときがある。値段の割に、角が擦れていたりして、状態はよくはないが、この本はそれが似合う。静かで少し暗澹としたパリ。ユトリロの絵と開高健の文章。

美味しいお話は、食べても読んでも、幸せになる。好きなお店には、通って応援したい。

ゆっくりと旅行するかのように読了。ミステリアスな夜の雰囲気。おすすめ。