先月、帯広での写真展にあわせて。

今月の『書標』に掲載された著者自身による紹介文をきっかけに。 サティが題材でなければ、この物語の展開を素直に楽しめていただろうか。 いや、サティが題材だからこその物語だから、この思考自体に矛盾がある。 それに、サティが題材でなかったら、そもそも手にとっていなかったであろうし。 などと、愚にもつかない想いを巡らせながらも、この建付けとそれ故の妙味を存分に堪能。 ただただ「おもしろかった！」と叫びたい。 読み終わってから、ほぼ全ての登場人物に固有名詞が付与されていなかったことに思い至る。 固有名詞がないからこその読みやすさと可笑しさ、物語への没入感。

図書館での紹介で目に留まる。

図書館の新着案内で目に留まる。

他者との会話のなかで、お互いの認識に差異のある言葉が散見されたため。

追っている画家に関する記述を確認したく。

電車で向かいに座る人が鞄から出して読み始めた。 （表紙は通常の新潮新書） テーマが身近な関心事。 ありがたい出会い。