縄文 革命とナショナリズム
54件の記録
もりもと@mori_112026年8月12日読み終わった縄文に影響を受けた近現代日本の思想や芸術の流れを知ることができてとても面白かった。そして情報量が多くて読み応えあります。途中読んでも読んでも終わらない……とも思った。 「縄文時代」は発掘された遺物から考古学的に様々に生活の様子が解明されてはいるけれど、文字など人々の精神性を直接表すものが存在しないことから、後世の人々が様々なナラティブを付け加える余地があることがよくわかった。 特に第5章の太田竜氏の思想の遍歴を辿るくだりは、1人の人が縄文を起点にこんなにダイナミックに考えを変えていくことがあるのか、と驚きました。 そして、自分の生まれる少し前の歴史を知ると、子供の頃に訳が分からず見ていたものの存在理由が分かったり、現在起きているよく分からない現象への歴史的つながりを理解できたりするのが醍醐味だなとも思いました。
ひなたの本好き@054-10ps2026年8月11日読んでる@ 恒久p.109まで。 第一章の岡本太郎編が終わり、第二章の民芸運動へ。 『縄文』を根底に流れるテーマとしつつその縄文に魅入られた戦後日本の芸術家や思想家たちの軌跡を追う形で論が展開していくが、とにかく情報量がすごい。 第一章なんて岡本太郎の専門書を読んでいるのかと思った。どれほど参考文献を読み込んだんだろうなと、筆者の研究の量と質に圧倒される。 そして第一章から第二章への接続の仕方が個人的にすごく好きだった。 各章ごとに独立しているわけでなく、今後も章が緩やかに連続していって一つの大きなストーリーとなっていくんだろうなと予感させる。 目次を読んでいると、昔から興味のあった照葉樹林文化論とかもこれから登場してくるようで楽しみ。 なかなかハイカロリーな本だが、丁寧に分かりやすく記述されているのでゆっくり楽しんで読んでいきたい。







- 狗人@kuguto2026年2月28日読み終わっためちゃくちゃ面白い。特に太田竜の思想展開は、ここまで詳細に、しかし分かりやすく描き出されたことがあっただろうか。だがこの縄文ナショナリズムが現代の参政党へと直線的に結びつけられるかは、検討が必要であるように思われた(古代宇宙飛行士説の日本での展開を併せて考える必要がある)。
ゆきしま@urbanguitar20012026年1月11日読み始めた「古代への想像力と志向性は、時に自己が生きる世界に対する批判的な介入となり、ロマン主義的な思念を生み出す。人は「原始」のなかに「イノセントなもの」を見出し、いまを生きる社会の閉塞感を突破しようとする。古代についての語りや表現は、そのときの「いま」をめぐる認識と直結している。」 人はここにないものを想像力で補い、ロマンを見出す。戦後の日本人がが縄文に何を見出してきたかを追いかけることで、その思想史に新たな一面が見出されるとのこと。楽しみに読み始める。 戦後思想史は『戦後民主主義』(山本昭宏)以来、手にとることに。 縄文・弥生についても、長く関心がありながら、深く知れなかったテーマ。 戦後の日本人は縄文文化を通していまをどう見てきたのか。- mikannabe@mikannabe2025年12月31日読み終わった日本人の源流に流れている自然との共生感覚、もっと大事にしようと思った。取り上げられた人たち、みんないい顔しているな。自分を生きようとしている人の自然な微笑み。それにしても、時の思想家たちはどうしてこうも極端に走るのだろうか。
John9zaku@exzaku2025年9月18日読み終わったポッドキャストBOOKS CALLINGの廣田周作さんの話で、たまらず購入。おもしろい! 文系思想もやっぱいいわー ついこないだ地政学最高とか言ってたけど ーーー 読了。面白かった。縄文というより、カウンターやオルタナティブの日本思想史において、どのように縄文が利用されたかがよくわかった。著者の締めくくりがまさにそれなので引用する。 今後も、近代批判の上に構築された<あるべき未来像>が、縄文回帰というヴィジョンと連動し、新たな言説を生み出していくだろう。縄文論は、原始という過去を問いながら理想の未来を語る装置として機能しつづける。 個人的には、岡本太郎や柳宗悦、島尾敏雄、上山春平の「縄文」に惹かれる。主語が大きすぎるのはどうも駄目。 カウンターカルチャーがどう批判し、その炎に自ら焼かれたかを感じ、ここでも左派思想がひっくり返って、右派思想に転換していたかを知る。 安倍昭恵への注目から、この本が生まれたというのにはびっくりしたけど、UFO研究や陰謀論までカバーするポップさの理由を見て、納得した。- 糸太@itota-tboyt52025年7月24日読み終わったストーリーで理解することの分かりやすさと強さ、そしてその怖さをまざまざと感じる。日本人にとって縄文は、アイデンティティに直接関わってくる問題だけに、その傾向はより強いのかもしれない。これだけ人間力がある面々にすぐ隣で熱弁されれば、簡単に染め抜かれてしまいそう。この感染力も軽く見てはいけない。昨今の空気感を読み解くための、大きな補助線を得られた気がする。





















































