久しぶりに手に取り再読。 前回読んだ時と比べて、経験を積んで、理解できる文脈が増えている。「なにもできなくても」や「だれかが自分のために祈ってくれるということ」を読んで連想する人物がいる。 それから、あの時は、自分の弱さや傷をまだあまり自覚していなかったように思う。今だからこそ染みる言葉がある。「張りつく薄い寂しさ」が最近のわたし。

喫茶ドードーは悩める人たちが引き寄せられるようにして辿り着く場所。日常から離れてゆっくりする時間と体に染みる美味しいものと、そろりさんとの温かなかかわり。しあわせとはなにか、立ち止まって考える。

「思いついたことをとにかくやってみる」 知り合いの事業家もやるかやらないかだって言ってた。無駄なことに労力を使わずに今できることコミットしていく。

仕事でバタバタしていた時に、帰宅後自分を落ち着かせるために読んでいた本。ありのままでいる姿の可愛さを感じ、人生についての自分の哲学にふと触れる。くすっと笑える面白いエピソードや考えさせられるエピソードまで。

『平熱のまま、この世界に熱狂したい』 このタイトルに全てが詰まっている。これほどまでに秀逸なタイトルはないと思っていたら、人から「変なタイトルの本だね」と言われた。すごく変な言い方だけど、このタイトルの良さが分かる自分で良かったと思った。 少し前、私も心が壊れる音を聞いた。最近ようやく弱さを認められるようになってきた。全部含めてまるっと受け止めてあげたいって改めて思った。

生き方を考えさせられる一冊。 自分の好きなことをして好きな場所で好きなように生きていきたい。 働き方についても目を向けられた。

食にまつわる色々なエピソード。 喫茶店の話を読んで破天荒な方というイメージだったけど、良い意味で覆された。 共感できる部分も多く、優しい気持ちになれる一冊。

選書サービスのバイブル。 一万円選書は友人に進めた時の生の読書体験が元になっているんだとか。 自分にできることをやっているという表現が印象的。 私も本屋になりたい。