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hao
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@mengmeng_da_
読書が好きだったことを思い出した
  • 2025年11月3日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    クラスの子とか、バイト先の人とか、家族とか。皆が摂取している色々な種類の楽しみを削ぎ落として、『推し』を背骨に生きている主人公。特異な存在ではないけど一般的に普通をなぞるのが少し難しい。 息をして前を向いて歩くだけで苦しくて精一杯で、でもそれが自分だと認識しているところが少し辛かった。同情みたいな偉そうな感想かもしれないけど 主人公が推しに抱える「かわいい」についての解釈は、本当に一言一句共感できる表現があった。“坊主が憎けりゃ袈裟まで憎い”の逆。爪先から言葉尻まで、存在の端から端まで余すことなく行き渡る感情で、どこか切なさを含んでいる。本を読んでいて自分の感情がクリアになるのって本当に楽しい あと他のレビューにもあったけど、思ったより推しは燃えてなかった。実際は燃えに燃えてたのかもだけど、そこは推し自体の要素ではないから、主人公の心には作用していない、いう意味なのかな
  • 2025年10月30日
    潔白
    潔白
    冤罪と主張し続けた元死刑囚の娘が、再審請求で父の無罪を晴らすまでの話 とにかく司法側はあくまでも国家権力で、守りたい何か大きなものに必死なあまり本末転倒なのが怖いを通り越して滑稽だったけど、本当にこういうことが起きていて、何も知らずに平和に生きていくのかなと思ったら良くも悪くも呑気なものだなと思った 後半の『イヤな予感』についてはページ構成も相まって、娘のひかりと同じ心拍数で読み進められた あまり爽快な話でもないわりに、読後感みたいなものがまるでない、スッキリ読み終わった
  • 2025年10月22日
    雷と走る
    雷と走る
    『殺して、自分も死ねばよかった』 父の海外駐在で過ごした異国の地で、ガードドッグ飼っていた犬との話。深い愛と信頼関係と、種としての深い溝の前で『責任』について漠然と考えさせられる 自分の身体にぽっかりと、失ったそれの形に穴が空いているような感覚について、タイトルが救いになっている気がしました。生き物を飼ったことがある人なら尚更、何か強く思うことがありそう。 ボリューム感的に1〜2時間で読了できるのと、主人公の名前があまり出てこないので没入感が凄かった。昼寝でリアルな夢を見て起きた時と同じ後味がした。
  • 2025年10月19日
    ブルーハワイ
    ブルーハワイ
    誰かの頭の中の妄想とか独り言をそのまま短編にした感じ で、なんだったの?????っていう後味ではあるけど、サクサク読み進めやすかった
  • 2025年10月18日
    星を掬う
    星を掬う
    みんな自分の人生を生きている状態であるべきで、誰のそれに茶々を入れる権利もなければ、誰にもそれを邪魔されちゃいけない。結局は他人、なんだけど、『だからこそ』を想えるから家族なんだと思った。 老い先の過ごし方お別れ際については、母と重ねて考えると涙が止まらなかった。記憶の海からきらきらした星だけを掬って、穏やかに過ごして欲しい。
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