

み
@mi_omr
アラフィフ医療職🏳️⚧️
- 2026年10月10日
あくてえ山下紘加読み終わった人に借りた文芸@ 自宅職場の知り合いから借りた。主人公の家庭環境は私の実家とよく似てる。そして、主人公は私の妹とよく似てる。お前はいつまで孫の立場や娘の立場で甘えているつもりなんだ? と思いながら読んだ。父親にしても、まあクズには違いないが、過去への責任は金で払い続けてきたのだ。主人公は就職し、一方、新しい子はまだ小学生だ。主人公にも、とっくの昔に別れた妻にも、月々の支払いをする義務はなかろう。あくてえをつくのは、あくてえをつける相手に依存しているからだ。つまり、主人公は、まだ自立できてないお子様なんだな。 - 2026年10月6日
読み終わった買った文芸くまざわ書店@ 電車高木彬光のことは、学生時代に読んだ山田風太郎のエッセイで名前だけ知っていたが、著作を手に取るのは今回が初めて。この第一部は、第二次世界大戦中、皇室がスイス銀行に預けた秘密財産の管理を任されヨーロッパに滞在していた海軍少将・鈴木高徳の手記という形をとっている。スケールの大きな伝奇ロマンだけれど推理の要素はないかなあと思いながら読んでいたら、水島直樹という外務省一等書記官が殺され、これはいわゆる密室殺人ではないか? と日本とロシアの混血児という設定の山戸小太郎が語りはじめたあたりで、お? と思い、ナチスの面々がその地金を出しはじめてからはぐいぐいと物語に引き込まれた。プロローグで宣言されているように鈴木が拳銃自殺して第一部は終わり、スピンオフ短篇「日本人とユダヤ人」が巻末に付され、本篇の登場人物でもある満州国公使館の駐在武官・波切詮蔵大佐のその後が明らかにされる。第二部のオビに太田忠司が書いている惹句によると、続けて第二部を読むと「(前略)世界がガラガラと崩れる音(後略)」がするそうなので、それを楽しみに読み継ごうと思う。 - 2026年10月4日
ゲーテとの対話 上エッカーマン,山下肇読み終わった人文学図書館本文芸@ 電車現象学への関心から手に取った。ピクニック中、望遠鏡で見た風景と自身の目で見た風景の色彩の違いについてエッカーマンが発した言葉に対し、「(前略)そうだ、主観というものは、どんな現象の場合にも、思ったより重要なのだ。(後略)」(p415)と答えるゲーテ。「(前略)国民文学というのは、今日では、あまり大して意味がない、世界文学の時代がはじまっているのだ。(後略)」(p352)と語るゲーテ。大きな人だなあ。こういう人を師として過ごす日々は、著者にとってとても楽しく有意義な日々だったんだろうということが行間から伝わってくる。 - 2026年10月4日
- 2026年10月3日
読み終わった買った文芸くまざわ書店@ 電車裏表紙のあらすじに「(前略)『自分以外全員他人』に続く柳田サーガ第二作!」と書かれてるんだけど、サーガですかあ⋯⋯いやあ、サーガというには「ちっちゃ」(p123)すぎるんだよなあ。主人公も、物語も。ギャグなんだろうけど。本編も、前作よりギャグ多め。太宰っぽいというよりも、西村賢太に近い気がする。でも西村賢太ほど自分はクズ男だと自覚したうえで振る舞うことすらできず、むしろ自分がこの世の中で唯一まともな人間だと信じこんでいるようなのがタチ悪い。現実世界で同じ職場や町にいたら、できるだけ接触したくないタイプ。でも、そんな主人公にも一応付き合ってくれる女達はいるのよね。三人も。うち一人はただ家族のコネで紹介された段階で終わってしまった女性だけど、その人が主人公に次々と突き刺してきた言葉こそ、主人公の今後のためになる言葉だったのになー。もったいない。
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