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なち
@nanananachi77
学生時代以来、本から離れていましたが、最近また本を読み始めました。
  • 2026年5月21日
    ウエハースの椅子
    ウエハースの甘くて、噛んでしまうとさくっとほろっとすぐに溶けてしまう。 それが椅子になってしまったら、重さになって耐えられるはずもなかった。いくら甘くても。 甘い時間を過ごしている。だけどその時間にどんと腰掛けられるような、悶えかかれるような人間じゃない。 そして寄りかかってしまう前に、そのウエハースが壊れてしまわぬように。 壊れてしまって落胆という絶望を知る前に。 手放してしまおう。それは私の決断だから。裏切られての絶望じゃない。 絶望の顔が覗き込んでくる。だけど飲み込まれないように手放すの。 そういう物語なのかなと私は思った。 甘すぎる肯定は安心というより、ある意味自分がないような気もしてくる。 それこそが自分の不安定さに忍び寄ってきてしまったのかなと。 それがなんだか切ないというより、ただ水に浮かんで空を仰ぎみてる時のような。そんな感覚になれる一冊でした。
  • 2026年5月21日
    クローゼット
    クローゼットというタイトル通り。 「しまわれている綺麗なもの」「取っておきたいもの」「だけど閉じられているもの」 それらが紡がれてる物語でした。 覗き見られるのには躊躇われる思い出と今現在の自分の居場所の理由。 でもそれらを引き寄せているのも、『あのクローゼット』 本質でも理想でも努力とも違う、そっと自分の中で閉じていたクローゼットを開けてもいい瞬間を見つけられる。それをそっと「大丈夫」という思いにさせてくれる人がいる。 そういう物語だなと思いました。 すごく好きです。 これから千早茜さんの物語をもっとみたいと思える作品でした。
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