契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)

契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)
契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)
高田郁
角川春樹事務所
2023年8月25日
9件の記録
  • 惣次、佐助、お竹、賢助 それぞれを主役にしたスピンオフ。 こういう視点を変えたお話、大好物なので、すごく楽しく読めました。 特に惣次ファンにはたまらないご褒美だったのでは?と思います。 本編ではヒール役とも思われる描かれ方をしていた惣次の本心や、大阪を出奔してから江戸で井筒屋店主保晴として大成するまでの経緯が描かれていて、最後、寂しい気持ちとホッとする気持ちが混ざったようなところに着地するのも良かったです。 佐助、お竹、賢助は、 それぞれの人生と、 奉公人としての葛藤やままならなさ、主筋である五十鈴屋や幸への感謝の念や尽くす気持ちが丁寧に描かれていて、江戸時代の商家の主従の様子が垣間見れて興味深い。 『幾世の鈴』も楽しみ!
  • @book_0205
    2026年5月10日
  • のん
    @non_non
    2026年5月5日
  • のん
    @non_non
    2026年5月4日
  • 安曇
    安曇
    @azumi-ruka
    2026年2月3日
    相変わらずこの作品の登場人物、好きな人ばかり
  • ユメ
    ユメ
    @yume_bookworm
    2026年1月10日
    以下、ネタバレを含む感想です。 シリーズ本編で活躍した登場人物たちの過去と未来を描いた短編集。どの話もしみじみと心に沁みた。 惣次が井筒屋保晴として生きるに至った経緯が綴られた「風を抱く」には胸を突かれた。幸や菊栄のことを距離を置いて見守っていた惣次に、こんな温かな縁と悲しい別れがあったとは。風に揺れる小米花(雪柳)の素朴な美しさと、それを教えてくれたひととの思い出を胸に抱きながらこれからも逞しく生きてゆくのであろう惣次の姿が、切なく心に残る。 五鈴屋江戸本店で支配人を務める佐助の今昔の恋を記した「はた結び」。本編でも少し触れられていた過去の恋の行く末には胸が痛んだが、新たな恋が実ったことは本当によかった。他の奉公人たちに温かく見守られているのも、佐助の真面目な人柄があってこそだ。 老いに悩むお竹を主役に据えた「百代の過客」もとてもよかった。限りある一生をどう終えるのかということについて、私も色々と考えさせられる。自分の出来ることを全うする、与えられた生を力一杯生ききると決めたお竹の姿に、力強く励まされる思いがした。 そして、一途に幸を慕い続けてきた賢輔の想いの行方を描いた表題作「契り橋」。シリーズのタイトルである「金と銀」という言葉に物語が帰結する様がとても美しく、胸を打たれた。川面を彩る金波と銀波、そして二人が持つ手巾の月白、色の描写が綺麗なのも印象深い。
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