熊 他三篇

熊 他三篇
熊 他三篇
ウィリアム・フォークナー
岩波書店
2000年6月16日
6件の記録
  • 阿久津隆
    阿久津隆
    @akttkc
    2026年9月27日
    大熊のオールド・ベンをやっつけるところが近づいてきた雰囲気だ、アイザックが大役を任せられた、コンプソン将軍が推した、もちろんクェンティンとかの先祖だ、おじいさんとかだろうか、一行は熊を追いかけて、川を渡り、ライオンが熊を追い詰めて、噛みついた、熊は、ライオンを抱きかかえ、それから腹を爪で引っ掻いた、するとブーンが走った、ブーンの手にはナイフがあった、ブーンは熊の背中にまたがった、ナイフを持った左手を熊の喉元に近づけた。 p.90 その手は一度落ちただけだった。その一瞬、三者はまるでひとつの鋳物の像に似ていた―喰らいついた犬、熊、その背にまたがってナイフの刃をさぐるように動かしている男。と見る間に三者は下に落ちたが、それはブーンが背にいる重みのためにブーンを下にして仰向けに倒れこんだ。また背中が現われ、するとすぐにブーンがまたそれにまたがった。ブーンはナイフを手離さずにいて、少年の眼にはナイフを突き刺してさぐる彼の腕や肩の細かな動きが見てとれた。再び熊は大きく立ち上がった―人間と犬とをぶらさげたまま、身を廻し、二歩三歩、森のほうへと人の歩くように踏みだし、そして倒れ落ちた。それは崩れたのでもなければ、潰れたのでもなかった。木の倒れるのと同じように、体全体が倒れこんだのであり、人と犬と熊は、一体になって、一度だけバウンドしたかに見えた。 まさかのブーンで、ライオンに顔向けできないと恥ずかしがっていたことを思い出したら今の姿に感動して、すごい、すごい、と思いながらブーンの活躍を見て、そのあとも自分の治療ではなくライオンの治療を何よりも求めた。サムが事切れた。それにしても、「熊」、もう終わりなのだろう、と思ってからが長く、あ、まだ続く、まだ続く、とびっくりしながら読んで、え、まだ終わらないの、というところで閉じ、寝た。 と思ったら1時間くらいですぐに目が覚めてしまい、眠気が消えてしまった、さっきはいい入眠をできていたが、挫かれた感覚だ、それで「熊」を開いて続きを読んで、何年かが過ぎて、森は少し開発の手が入ってきて、寂しさがそこにはあって、その森の中にまだ少年であるアイザックが入っていって、でもまだ、これから森は少しずつ小さくなっていくが、70年は通い続けるわけだった。「熊」が終わると次に行くと「むかしの人々」で、写真があって、キオスク的な小屋とおまけみたいに生えている木、そしてだだっぴろい道で、道には馬と人が少しいて、小屋以外に見通す限り建物はなくて、その町角というのか、そういう昔の写真を見ていたら、そりゃ馬に乗って移動するだろう、という気持ちになった。広さもそうだが土っぽさもだろうか。歩いたら、歩くごとに細かい砂が舞いそうだ。馬は、自転車とかよりずっと高い。高さがほしくなる道ということだ。だから馬がお似合いだ。
  • 阿久津隆
    阿久津隆
    @akttkc
    2026年9月26日
    毎年今年こそ熊をとみんな思うが、惜しいところまで行ってもなかなかだ、ブーンは銃が下手だ、獲物を仕留めた試しがないと言われる、ブーンはある年ライオンとともに熊の近くまで到達した、「やつを撃ち損なったあ」と言った、「五度も撃ったのに、はずしちまった。」と言った、「おらあ、はずした」と言った。そして「五度も撃って、みんなはずした。ライオンがおれを見てる前でなあ。」と言ったから僕はハッとして、ド・スペイン少佐が「今日は素敵な狩だった」と慰めるがブーンは元気にならず、ライオンはサムの小屋に預けてきた、「おらあ、あいつと寝る資格がねえものなあ」と言ったから、またハッとして、動物に対して向けられる恥の意識というものの存在を初めて知った。
  • 阿久津隆
    阿久津隆
    @akttkc
    2026年9月25日
    布団に入って少しだけ。少しだけというのは、多分、10行ぐらい。気づいたら寝ていた。
  • 阿久津隆
    阿久津隆
    @akttkc
    2026年9月24日
    ライオンが出てきて、ライオンは犬の名前だった。大きな大きな獰猛な青い犬で、ブーンが世話をすることになった。
  • 阿久津隆
    阿久津隆
    @akttkc
    2026年9月23日
    今日は先日店から持って帰ってきた『熊 他三篇』にして、『征服されざる者たち』の前に読みたくなった模様。それで「熊」を読み始めて、のちに「アイクおじさん」になるアイザックの少年期の話だ、かつて読んだとき、この作品がすごく好きだった印象があったが、読み始めてみるとやはり面白く、狩りの話で自然がたくさんでおおらかで悠々としていてこの上なくリーダブルで、ともに森の中を散歩しているみたいな心地だ、だいぶ後期の作品なんだろうか、もう難しいことはいいや、みたいになったのだろうか、と思いながら読んで、毎年11月の狩猟キャンプの時期にオールド・ベンと呼ばれる大熊を追いかける男たちの話だが、完全な敵対というふうではない距離感が描かれていて、犬や家畜が殺されることがあることも含め、それぞれの了解があるような、そういう関係で、少年は森を少しずつ知っていって、その後70年のあいだ通い続ける森と親しくなっていって、しかし熊との邂逅はなかなか果たされなかった。あるとき指導役のサムから「おまえ、どちらかにせねばならんのさ」と言われた。次の夜明け前、磁石と棒だけを持って森の中に入っていった。寝ていた仔鹿を驚かせて、仔鹿はすごいスピードで駆けていった。 p.34,35 こんなことも彼が、サムに教えられた通り、風下から来たからのことだ。しかしそれもいまはどうでもいいことだ、なぜなら彼は銃を置いてきた身だからだ―それも彼自身の意志からしたことだ―自分を放棄してのことだ。それは熊と出会うための唯一の条件であり、それを彼は受けいれたのだ。それは大熊の変幻自在な動きばかりか太古からの狩人と狩られる者とのあいだのかけ引きのすべてを忘れることであり、彼はその条件を受けいれたのだ。 しかしそれにしたって、熊と邂逅しちゃっていいものなのか、と心配しながらも、森の空気は冷たく張りつめていて、さまざまな音で満ちることによって生じる静けさがそこにはあって、気持ちがよく、そのあと熊が立っていて、想像したとおりの大きさだった。
  • kyoko
    kyoko
    @pacco
    2025年12月15日
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