地下鉄道 (ハヤカワepi文庫)

地下鉄道 (ハヤカワepi文庫)
地下鉄道 (ハヤカワepi文庫)
コルソン・ホワイトヘッド
早川書房
2020年10月15日
19件の記録
  • renbo
    renbo
    @renbo
    2026年9月12日
  • 面白かった!エンターテイメントとしても楽しめる。目を覆いたくなるような黒人奴隷たちの苦難や死が所狭しと語られているけれど、「地下鉄道」を文字通り受け取って、フィクションの中で再編されたアメリカ地下全土を走り回る鉄道、変わった登場人物(奇妙なことにこの作品で最も魅力的なのは奴隷狩りのリッジウェイとその忠実な従者である黒人少年ホーマーだ。彼らの漫画チックな出たちは作者のアメコミ趣味から来てそう)、駅に着くたびに変わる土地柄の描写は冒険小説そのものだ。スティーブン・スピルバーグがこの小説を映画化すると勘違いしてたのだけれど、そう思い違うのも致し方ないレベルのストーリーテリングだった。 ただ、作中の黒人奴隷たちへの仕打ちは本当に残虐で心が滅入ります。たいていの黒人も、たいていの協力者も死んでしまう。人類って碌でもないけど、奴隷制度を無くしたのは立派だと思う。やはり良い方向へ進む意思というのは大切なのだと思う。ジョジョ5部じゃないけど。 私が好きなのはエセルの章。頑迷で臆病、あまり知恵の回らない白人女性なんだけれど、その心を紐解く章が面白い。彼女の人生はなんら楽しいことひとつなく、その中で輝いていたのがアフリカ奥地に住む「黒ん坊」たちに救済をもたらすという妄想で、この妄想の細い糸が、主人公コーラを通して、人生で一瞬だけ結ばれる。こういう奇矯な人間の話を読めるのが小説の嬉しいところ。 本作では女性が主人公で、多くの女性が強姦されるけれど、月経の描写はない。そこらへんは男性作家っぽいかも。
  • ひひる
    ひひる
    @hihiru
    2026年8月9日
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2026年5月31日
  • 地下を秘密裏に走る機関車という、壮大な虚構。誰がいつ作ったのか明かされることはない。どこから始まりどこへ向かうのかわからないまま、ここでなければどこでもいいと汽車に乗るコーラ。 一部の白人が作り出した「虚構(黒人は〇〇だから危険、のような)」を乗り越えるための「地下鉄道」という新しい虚構。それは逃げるための手段でありながら、「現実」に立ち向かうための武器(フィクション)となっている。 主人公のまわりを固めるキャラクターたちも個性的で、各エピソードで考えさせられ、単純な話ではないことが強く念を押される印象。 幽霊、地下を走るトンネル、渡ることが困難なほど深く大きい沼、行く手を阻む蛇など、あらゆるメタファーで物語は深められている。 素晴らしい小説でした。
  • ___
    ___
    @boeeee
    2026年2月12日
    訳のせいか私の頭の悪さのせいか、とにかく文が読みにくい。なので部分的に流すように読みつつ。 これを読む前から思ってはいるけど、簡単に他人を軽蔑する人にはなりたくないなって思った。自分自身を疑うことはやめたくないなと……。
  • ___
    ___
    @boeeee
    2026年2月10日
    先週メンタルの調子が悪く(言い訳)、また読み始める。 貸出期間延長中(照)
  • ___
    ___
    @boeeee
    2026年2月4日
  • よきし
    よきし
    @Yosikichay
    2026年1月23日
  • ___
    ___
    @boeeee
    2026年1月22日
    2/6返却
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2026年1月19日
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年9月16日
    野田努『完全版 ブラック・マシン・ミュージック』のデトロイトのアンダーグラウンド・レイルロードの件を読んだら、この小説も読み返したくなった。  「コーラは奴隷たちの物語を、生まれつき鎖に繋がれていたが文字を覚えたひとびとの手記を読んだ。またアフリカから拉致され、故郷や家族と引き裂かれたひとびとの拘束の悲惨さ、そして逃亡の恐怖を描いた物語を読んだ。自分の物語だとコーラは感じた。コーラの知るすべての黒人の物語、そしてこれから生まれてくる物語。彼らがいつか勝利するための足掛かりとなるものだ。」 コルソン・ホワイトヘッドは未だ勝利したとはいえない時代に、精緻な調査と想像力を使って、足掛かりとなるその物語を書いた。「列車が走るあいだ外を見ておくがいい。アメリカの真の顔がわかるだろう」物語にたびたび太字で登場する台詞。コーラがいくつかの土地で体験、知ることになる真の顔とはつまり、建設と文明化のなの下で行われた侵略と征服であり、破壊と隷属、そして撲滅へ向かう白人の顔なのかもしれない。黒人作家が繰り返しそれを書くのは「白人がやろうとしないからだ。だからわたしたちは、自分でやらなくてはならない」からなのだと感じる。わたしたちはこれを「自分の物語」として読むことは出来ないけれど、それを知ることはとても重要であり、自分の社会に省みることも、「やらなくてはならない」。
    地下鉄道 (ハヤカワepi文庫)
  • とにかくしんどいの。 丸善で冒険本特集していて手に取った。冒険…かぁ… 地下鉄はフィクション。でもそれ以外の部分は創作だろうけど、現実にあったであろうことは想像に難くない。 昔に父親に勧められて奇妙な果実を読んでいたし多少は知っていると思っていても足りなかった。 奇妙な果実のくだりもあった。 「この通りは現在自由の道と呼ばれている。死体は街まで続いている。」 でも奇妙な果実がリリースされたのはコーラが生きたこの時代の100年後。100年経っても大して変わっていないのだ。 「全ての人間は生まれつき平等だー人間ではないと判断されない限り」 「ひとが自分に相応なだけの不運を受け取るものならば、これだけの困難を呼び込む自分はいったい何をしたのだろうか?」 15歳の女の子にここまで思わせる、それでも周りの仲間たちは自由を可能性を夢に描いて信じている。 とある配信では最後はホッとする的なことを言っていて頭を抱えてしまった。そう思って終わらせないと…というのもわかる気はする。 最後の方、演説では「この国は存在するべきではなかった。この国の土台は殺人、強奪、残虐さでできているから。それでもなお、われらはここにいる。」とも語られていた。アメリカに限った話ではないと思う。 凄くしんどい。凄くしんどいけど、誰かにも読んで欲しいと思う作品だった。
  • shiffonne
    @shiffonne
    2024年12月31日
  • okihiko
    okihiko
    @isawcowtipping
    2024年12月27日
  • Lef
    @nnsalm
    1900年1月1日
    黒人のコーラが農場から逃げ出す話 米国では南部から北部へ逃亡を手助けするための経路を地下鉄道と呼んでたけど、実際鉄道だったら?っていうことで書いたのがこの作品。 これはフィクションだけど、部分的なエピソードはほぼあった事などでわりと胸が悪くなる。
  • kinoko
    kinoko
    @kinoko-font
    1900年1月1日
  • 例外
    例外
    @ausnahme53
    1900年1月1日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved