ガーデン
129件の記録
翠@mdr_332026年10月24日読み終わった読了。 羽野に感じていた違和感、羽野の一人称によって語られるこの物語への違和感が、最後に言語化されて驚いた。 ひなが全部言ってくれた。 千早さんの描く人物は現実世界には存在しないような人ばかりだ。羽野みたいな男なんて絶対いないし。 女性もあまりにも女性的で。 それが千早茜さんの小説世界を作り上げている。 1人、また1人と羽野の元を去っていって、とうとう誰もいなくなってしまう。そうしてようやく自分の姿を見ようとする。 羽野は変われるのかなあ。変わろうと思うのかな。 ずっとあの庭で生きていくんじゃないかな。 女性は強いし羽野は弱い。 この物語に登場する女性たちは、自分の醜い感情にもがきながら、一生懸命に生きている。 それなのに羽野は彼女らに対して、彫刻を見ているかのように美しいという。 羽野は彼女らを冷静な目で見つめ、何もかも分かったふうな顔をする。自分が裁判官であるかのように。 誰よりも滑稽なのは羽野なのに。 羽野は一体何を守っているの?何がしたいの? 傷つきたくないのかな。ものすごく繊細な人。 よくわからない。 自分はすでにターニングポイントを迎えたなんて。そこから動くことはないなんて。三十代で言うな。


そめ@s_o_m_e2026年10月22日読み終わった私は植物を枯らす天才なので、家に植物は置いてない。 たくさんの植物に囲まれて生活するってどんな感じなんだろう。 主人公は自分の居心地の良い場所というか、なるべく煩わしくない場所を作りたかったのかな。 終盤、主人公の庭がどんどん、ぐちゃぐちゃにされていくのが心地よく思えてしまった。 植物の欲望から解き放たれて、幸せなのかな。不幸なのかな?主人公の世界ではどれが正解なんだろう。


翠@mdr_332026年10月20日読んでる半分くらい。 緑を感じたくて読み始めたけれど、読んでいて感じるのは都会の空気。管理された植物の話。これじゃないなあと思うけれど、千早茜さんは好きだから、読む。 読まされるんだな。
- びちゃ@bitya_052026年10月1日読み終わった幼少期の留学体験により、植物に強い執着を持つ主人公。彼は女性に対して、常に一線を引くような態度を取っていた。植物は静かにその場で根付き、主人公にとって都合よく寄り添うから、見返りを求めて相手を変えようとする女性という存在が厭わしいからなのかもしれない。植物も恋人も、常に手入れしなければならない存在なのに。 千早茜の作品の中でも起伏の少ない作品だと思う。しかし、テーマにある植物と主人公の好む穏やかで起伏も無い生活を表す上で、むしろその静謐がこの作品には相応しいと思った。 私はこの起伏の少なさもこの作品の良さとして楽しめたし、面白い作品だと思う。だけど、千早茜の「神様の暇つぶし」が好きな人には刺さらないかも。
くゆる@kuyuru2026年7月11日読み終わった静謐な文章と植物の表現に惹き込まれました。 人と人の距離を取り方に達観したような主人公と最初は思っていたのですが、誰のことも信用せず誰のことも一定距離以上受け入れられず、彼のもとを離れていく女性たちには苦しくなりました。 そんな彼がターニングポイントを迎えたラストに、どうか動き出しますようにと願わずにいられません。

naoking@morgen06552026年6月27日読み終わった香りシリーズが良かったので、今回は植物をモチーフにした作品を読んでみたけど、やっぱり千早茜さんは感覚が研ぎ澄まされるような感じがして楽しい! 登場人物の繊細な心情描写も綺麗に表現されているし、植物になぞらえた表現も相まって、すっと頭に入ってくる。 次はどの作品が良いかな。





- mamo@reads_mamo2026年6月10日読み終わった@ 電車内に自分を閉じ込めて深く潜る描写が、本当はドロドロした気持ちなんだろうけど、すごく丁寧に美しく、でもリアリティのある文章で、サラッと読んでしまった。 千早茜さんの本、どハマり中。








mika@towa_towa2026年6月1日読み終わった千早さんの作品は、静謐でほどよい緊張感がある。 生きていると、いろんな雑音が煩わしくなるときがあるけど、そんなときに千早さんの作品を読むと静けさが戻るような気がして好きだ。


たぬ@tanutauu2026年4月28日読み終わったその場の匂いや空気や湿度まで伝わってくるような作品だった。描かれる植物たちの生命力があまりにも生々しくて少し恐ろしく、緋奈が鉢の中で育てられている植物の根張りと箱の中の自分を重ね合わせて羽野の部屋に言及するシーンは冷たさと体液のような生ぬるさを感じた。 主人公の感覚に少し共感する部分もあって、それはどこまでいても自分が優位でいると信じて持てる荷物しか持たない‘’お姫様”な部分が重なるからだと思うと、見つめるべき私の中の小さなほぼ黒く見える葡萄たちが浮き出てくる気がした。 淡々と進む物語。返却期限間近で一度読むのを諦めようと思ったけど、結局無理やり時間を作って読み切った。 『小石川植物園』 GW明けに訪れようと思う。
butter cup🌿@lo3o-v-peony2026年4月19日読み終わった感想完全に偏見だけど、植物愛強い人はその他にもこだわり強い癖強が多い気がする‥。 だからこの主人公は他人に思えません。 植物関係の仕事してると面白い人いっぱいで毎日楽しい🌿



ポセイドンが飼ってる犬@big82842026年3月6日読み終わった語り手が男性なのに文章がやたら女性的で違和感がある、これを意図的にやってるのか違うのかで話が変わってくるな、と思っていたら後半で「羽野さんはね、植物に囲まれて眠っているお姫さまよ」って言われていて意図的なのでは⁇と思った。真相は筆者にしかわからないが。

はづき@stray_night2026年2月21日読み終わった主人公の周りめっちゃ"女"いるじゃーん。と、思ったら、これは男性が主人公のようで、魅せたいのは周囲の女性だなってわかった。 女性は花だな。儚い。 ミカミは大丈夫で、タナハシは大丈夫じゃないの、本当そうだよね。女の私にはわかる。とか言ってみる。 高津さんの自分を殺すことを愛や喜びと思えるタイプが結婚に向いてるという言葉に共感。 私は殺せるのにな。





rio@rio_hon862026年2月7日読み終わった終始ひんやりとした空気が漂ってるような作品だった。 主人公にあまり感情移入はできなかったけど、主人公の「自分の庭、自分の世界を誰とも共有しようとしない」、「理解してほしいとも思わないし理解されなくても良い」的な頑固な部分は少しだけわかるかも…と思った。 好きなもの、大切にしてるものは、話して否定的な返答があると「言わなきゃ良かった」と後悔するんだけど、それでもやっぱり誰かと分かち合いたいのは自分が女性だからなのかな。 最後の最後、主人公が変化しようとしているところ、自分の庭を壊そうとしているところで物語が終わるのも良かった。尾崎世界観さんの解説も素晴らしいです。



grape@grape2026年2月7日読み終わった花の形から仕事の内容までイマイチ想像しにくくて、すっきりしない読後だったけど、しばらくして街で見かけた青年を見て「羽野ってこんな感じかな?」と想起した。私の知っているものに結びつくのではなく、読むことで周囲の景色の解像度が上がる感じ。どこにでもありそうな物語の、知らない姿を教えてくれた。
装丁フェチ@yr_k_2025年12月28日気になるお寺で願い事をするということは、自分が何を大切にしているかわかること みたいな一節があるらしく、、気になる いろいろ考えることはあってもいざ願おうとすると、周りと自分の健康や幸せしか言ってないな


まっつ@mattus_1232025年9月21日読み終わった千早茜さんを色んなところでおすすめされたので読んでみた。 おすすめの理由によく挙げられていたファッションや食べ物についての描写は本作であまり目立っていなかったけれど、植物を中心に描かれる仄暗く、でも透明感のある空間の描き方が美しかった。きっとこの美しさで描かれるファッションや食べ物は最高なんだろうなあ。 ただ、どうしても主人公のことを好きになれなくて。それがとても苦しかった。一歩身を引いて、斜め上から世界を眺めてる自分に酔ってる感じというか。人をどこか小馬鹿にしてるというか。自分に似通ったところがありすぎて、読んでいて本当に恥ずかしく、自己嫌悪してしまう作品だった。頼むからこの主人公どうにか変わってくれないか、でないと私が救われねえと願いながら読み進めると、後半で急に死の香り漂う臨場感ある描写が続いてかなりドキドキしながら読み進めてしまった。 大人になって、正直に私の悪い部分を指摘してくれる人が少なくなってしまったから、こういう作品にこれからも沢山出会って行く必要があるなあと心から思うのでした。 【印象に残ったフレーズ】 タナハシはちょっと疲れているように見えた。自分のためだけに生きることに。足りないものを自分の力で埋めていくことに。それは当たり前のことなのに、長い間働いていると、時々それが虚しく思えてくることがある。そういう時は物言わぬ何かに愛情を注ぐといい。 「お願いごとをすることは、自分にとってなにが大切かを考えるってことなんです。その人が自分を見つめなおす場をつくることがお寺の役割で、願いを叶える叶えないではないんですよ」 「調べれば、きざしは見つけられる。けれど、確かに見つけた時にはもう遅いことも多い。でも、それは人間も一緒だよ。いつ死に至る病にかかったか、なにがその人の精神を壊してしまったのか、それは本人もまわりもなかなか気付かない。決定的な症状が現れるまでは。そこに大きな違いはないと思っているよ」 僕は誰の庭も知らない。僕が誰にも自分の庭を見せないように。

h.@32hitomi2025年8月23日読み終わった★★★★☆ 自分の価値観、自分だけの庭を頑なに守っている男、羽野の話。 他人とは表面上はうまく付き合っているが心を開く事はない。 自分は正しい、でもそれではいけないんじゃないか、誰も幸せにできないのかという気持ちの間で揺れる。 最後の最後に羽野の人生の「節目」が始まった気がした。



みん@omiso___mi2025年8月15日読み終わった周囲へ期待せず変化を求めない、植物を偏愛する男の話。 そんな人物が視点主だからか、物語は平坦でどこか不完全燃焼さも感じる。というよりむしろ、彼の物語はここから始まるのではないかと思わされる終わり方だった。


サヤ@sayaemon2025年4月11日読み終わった植物、庭園、夜といった大好きなモチーフにうっとりしながら、他人との距離感や、交じり合い方について考えさせられた 孤独を守ることは決して悪いことではないけれど、他人と深く関わり合いたいなら、生臭く血の匂いのする池の底へ飛び込んでいかなければならない時もある 個人的に、様々な角度から共感できた一冊だった




猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ植物を愛し、愛されている主人公。千早さんの文章の表現は、まるで植物が人間かのような錯覚をしてしまう。 植物は合理的で、毎日を生きる伸びることに貪欲で、無駄がない。そして、植物のにおいや空気のうつくしさは何者にも変え難いものだと思う反面、その美しさにずっとずっと囚われ続けている主人公のことも恐ろしく感じた。























































































