スタッフロール

17件の記録
- ユメ@yumeticmode2025年5月31日読み終わった感想1980年代のハリウッドで、特殊造形師として活動するマチルダ。現代のロンドンで、CGクリエイターの仕事をしているヴィヴ。二人の女性の人生は、『レジェンド・オブ・ストレンジャー』という一本の映画を通じて交錯し始める。 男性優位な時代の映画界でどうにか自分の名を残そうと奮闘するマチルダと、CGに対する批判を受けて思い悩むヴィヴ、それぞれの映画に対する情熱と葛藤が克明に描かれていて、食い入るように読み耽った。 アナログとデジタルの違いはあれど、いつの時代も観客を魅了するのは科学技術の力だ。作品をよりよいものにしようと懸命にもがく技術者たちの熱い想いに胸を打たれる。リメイク版『レジェンド・オブ・ストレンジャー』の最後に流れるスタッフロール、そしておまけ映像は感動的だった。
- 夏しい子@natusiiko2025年3月8日かつて読んだ前半、マチルダの性格に不安を感じたけれど ヴィヴ編になってから、そういう事かとドキドキワクワクしだした。 観た事のある映画や大好きなジムヘンソンの名前が出てきたりして、もしかしてイギリスにヴィヴたちはいるかも なんて思いながら楽しんだ。 良い展開は分かりきったものであっても安心感と幸せをくれる。 この作品はそれを与えてくれたとても良い小説だった。