恐怖の構造 (幻冬舎新書)

4件の記録
- 紫嶋@09sjm2025年5月17日読み終わった借りてきた作家ならではの視点から、人間の「恐怖心」や「恐怖と不安の違い」「ホラー小説の書き方」などを分析・考察する一冊。 肩の力を抜いた分かりやすい言葉で書かれているため、気楽な講演会を聞きに来たような気分で読める。それでいて指摘はなかなかに鋭く、なるほど一理あると思わせられる記述が多くて楽しめた。 実在のホラー映画や小説なども具体例にたくさん挙げられているので、その手の作品が好きで知っている人は、より納得の度合いが深まって楽しめるのではないかと思う。