トライロバレット

22件の記録
- 碧の書架@Vimy2025年3月19日読み終わった読了!破滅感とパニック映画感。文字だけど映画っぽい。 これが正しいのか許されるのか、あまり何も始まっても終わってもいないような、混沌とした所が私は好きですw 側から見たら日常であり得る出来事や不幸が次から次へと主人公に降りかかって来ます。しかし、現実か悪夢か判断がつかない幻想的なシーンも、友人や家族との会話も淡々としていて…例えば会話は、鉤括弧のないただの文字の列が交互に続いています。淡々とした表現を文字の意味で行うだけではなく、視覚的にも無機質です。その為、どこか他人事のような、全てが夢であるかのような、不思議な浮遊感がありました。 そして一体いつ事が始まるのか、かなりジリジリしましたw エピソード2が始まってからの押し寄せる展開は開放感ありました。お前もかい!とツッコミを入れつつw←いえ笑っていられる展開ではないのですが… 余韻を残す結末でした。