明かしえぬ共同体

明かしえぬ共同体
明かしえぬ共同体
モリス・ブランショ
西谷修
筑摩書房
1997年6月1日
10件の記録
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2026年5月4日
  • 菫野
    菫野
    @sumireno
    2026年5月4日
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年5月4日
    あまりに名高く繰り返し語られてきたヴィトゲンシュタインの「語りえぬものについては沈黙しなければならない」という教えは、そう言表した彼自身が自分に沈黙を課すことができなかった以上、決定的に口を閉ざすためにこそ語る必要があるのだということを指示していると受けとるべきだろう。しかし、いかなることばで語るのか? それはこの小著が他の書物に委ねる問いのひとつである。だがそれは、他の書物がそれに答えるためというよりは、それらがこの問いを担い、それを引き継ぐためである。 (p.116-117) 「決定的に口を閉ざすためにこそ語る必要がある」 (音)声として語れないことを文字に託す(書として語る)こと、これもまた「沈黙」の表現であると言えるのではないかと思う。 誰の耳にも聞こえず、誰も目にしない(開かれない)可能性(不可能性?)を宿している語り、それが書物。 光とは何かということ。 それは「目」でもなく「言葉」でもなく、 「開く」という行為に顕れるものではないかと思う。 「語りえぬものについては沈黙しなければならない」 語りえぬ語りを終えて「閉じる」こと、沈黙。 他者の沈黙を開くこと、読書。 光の届かない領域にこそ、光に満ちた関係性に開かれているということ、『明かしえぬ共同体』。 饒舌な沈黙、冗長的な凝縮、 襞、モナド、ボルヘス。 ナブ・アヘ・エリバ、文字の精と文字禍。 「廃墟」として象徴される図書館を思う。 そこに通う人間もまた饒舌なる「廃墟」であるとも。 「閉じた」人間には、「明かしえぬ共同体」のうちに 生きる必然性と「開く」希望が宿っている。
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年5月1日
    私というものが生きている特異性だとすれば、それは低劣さの極みにまで、いいかえればその侮蔑を私にふさわしいものとする唯一の卑劣さを体験するところまで、降り下って行くべきなのだろう。それはある意味で悪の至高性でもあるだろうし、あるいは、もはや分かち合われることなく、そして侮蔑によっておのれを表明しながら、人を生かすあるいは生き延びさせる見下しにまで達する、廃位された至高性でもあるだろう。 (p.56)  マッツォーラ リヴェラ リヴァ  世界のどこにでもいる気分でぼくは  幸せだった、廃位された王のように   (『パピエ・コレⅢ』 ジョルジュ・ペロス) 『パピエ・コレⅢ』が出版された1978年、ペロスは亡くなる。 『明かされぬ共同体』は1983年発表。 バタイユの『至高性(呪われた部分)』を形容する 「廃位された」。 この冠は、ペロスへのオマージュであるとともに、 「至高性」と「王」、 二人の孤独に対する在り方を結びつけるための ブランショの計らいであったとすれば。 バタイユもペロスも、同じ「ジョルジュ」。 「廃位」とは、 各々の孤独のうちに芽生える自由と恍惚、 そのどうしようもなさ。
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年4月30日
    「このノートがアリアドネの糸のように私を同胞たちに結びつける。その余は私には空しく思われる。とはいっても、私はそれを友人たちの誰にも読ませることはできないだろう」。なぜならその場合には個人としての友人たちによる個人的な読みとなるからだ。誰に宛てられたのでもない本の無名性はそこに由来する。そしてそれは未知の者との関係によって、ジョルジュ・バタイユが「否定的共同体、すなわち共同体をもたない人びとの共同体」と呼ぶことになる(少なくとも一度)ものをうち立てるのである。 (p.57) こんなにもバタイユのことを切り刻んでいく人も珍しい。
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年4月12日
  • ryo
    ryo
    @r_ps22
    2025年3月12日
    去年古本屋で買って棚に刺さっていた。開いてちょっとだけ用語とかを調べた
  • 鋤柄史子
    鋤柄史子
    @BomBom
    2025年3月12日
  • mizuiro
    mizuiro
    @transparency
    2021年1月27日
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