11ミリのふたつ星〜視能訓練士 野宮恭一〜
14件の記録
saki@53hon_to2025年11月9日買った読み終わった不器用な視能訓練士・野宮が、眼に関わる病気とそれを抱えた人々に真摯に向き合っていく物語。前作『7.5グラムの奇跡』を思い返しながら、ああ久しぶりだね!という感覚で読み進めた。 今作のキーパーソンである斜視の少女・灯の他にもロービジョンの少年やさまざまな眼の問題を抱えた人たちが登場し、当然のように「見える」ことがどれだけ尊いかを改めて思い知った。スマホ内斜視のように、まったく関係ないとは言い切れないな……という危機感に近い気持ちも抱いたり……。 現実的に考えたら、全部がこんなにうまくいくなんて出来すぎた話なんだろうけど、希望を持ち続けることが未来をつくっていくというのは本当であってほしいな、と感じた。
chisaki@k1y0sh02025年10月5日読み終わった. 7.5グラムの奇跡の続編という事で。 これは、涙ながらの優しい作品だと思った。 私自身も、自身の娘も斜視で、娘は現在治療中。 娘の斜視は、生後間も無く気づいて小児科で相談してたものの、小児科や検診では「これくらい小さいとまだ分からない」の回答でした。10ヶ月検診でも相談。そんなに言うなら眼科で見てもらったほうがいいかも。と眼科で検査をしたところ、斜視と診断をやっともらえたことを思い出しました。 診断がもらえたら、治療が始められる。安堵しました。 . 自分の経験が無かったら、きっと私も気づくにはもっと遅い時間がかかったはず。 同じように、認められたかな? 幸い娘は眼鏡も嫌がらず、今では眼鏡がないほうが気持ち悪いらしく、矯正した正しい見え方がいいと思ってくれてる。 もし、逆だったら、本当にしんどかったと思う。 . 私は、自身が治療、手術ができてよかったと思ってるので、娘の治療に対して悲観的な事は全く思ってないけど、もちろん眼鏡がない生活に戻れたら良いな。とは常々思ってる。 そんな事を考えさせられた1冊でした。 . 本当に、映像化して、みてみたい1作だと思います。

- 天空浮雲@Chibi-allstars0072025年8月30日読み終わった砥上さんの文章はとてもきれいだと思う。今回の作品もその職業でなくとも、頭のなかで映像化されるほどわかりやすくて丁寧に書かれている。 そして、希望が持てるものが多い。 もっともっと読んでみたくなる。
















