ボリス・ダヴィドヴィチのための墓
17件の記録
ちゃせん@arbata_caj2026年10月12日読み終わった読書日記ユーゴスラヴィアの作家ダニロ・キシュの短編集。以前読んだ他のキシュ作品のような抒情的、幻想的な物語とは趣を異にする、歴史に根ざした7つの短編からなる。社会主義時代のソ連や東欧の歴史に関する背景知識がないと理解が難しい部分もあったが、主義や信念をつらぬくために斃れた人々の物語という意味で、現代においてもある意味の普遍性を帯びた作品なのかも。原文でも読んでみたい。最後の最後におそらく筆者自身の体験が顔を出し、ユーゴとつながったところにニヤリとした。
Sanae@sanaemizushima2025年8月29日読み終わった@ 本のあるところ ajiro2025.8.29 ゲストに訳者の奥彩子先生、本のあるところAjiroさんにて読書会。オンライン参加。 7つの短編で構成されていて、どれもレジスタンスとして闘う人たちが出てくる。全体主義の大きな力に勝てるわけはなく負けていくのだが、それでも生きていく強さみたいなものを感じる。 あとがきがいつも読後の理解に役に立つが、今回こうやって訳者の方からお話しを伺うことができて、理解が深まった。



りなっこ@rinakko2025年2月14日かつて読んだ濃ゆい短篇集だった。重苦しい内容でも摑まれた。“ボルヘスの『汚辱の世界史』への対本” とのことで、なるほど…と。 歴史の表舞台には名の挙がらないアンチヒーローたちの話であり、概ね史実の再話であるらしいところで擦っている。主人公たちは、手持ちの才覚や運しか頼みにならない状況で、己の意志を曲げずに暴力的な時代を生き抜こうとする。 “いま、世界で起きていることとしても読みうる” という訳者あとがきの言葉に、はっと胸を衝かれた。とりわけ表題作や「機械仕掛けのライオン」「めぐる魔術のカード」に引き込まれた。
















