

無題
@______enrai
わたくし、美しい平明文、だあいすき!
- 2025年4月13日
- 2025年4月10日
- 2025年4月10日イルカと否定神学斎藤環読んでる
- 2025年4月10日坂口恭平躁鬱日記坂口恭平読み終わったバラナシで、僕はホーリーマンになっていた。サドゥー(行者)の友達がたくさんできた。お前は日本から、しかも金も持たずに、と。インドで金を持たずに生きているということは聖者であった。僕はそのときの彼らから受けた羨望のまなざしを、光を見つけたように見つめられた体験を、そんな自分を忘れることができない。そのとき僕は、生まれて初めて自分が聖者であることに気づいてしまったのだ。バラナシつまりガンジス川の岬で。 僕はそのままバラナシヒンドゥー大学の学生に拾われ、彼らの寄宿舎に居候することになる。毎日、三〇人くらいのインド人学生たちと熱く、未来を語り合っていた。 僕はそのとき一〇〇パーセントだったと今でも思っている。あのときの僕の方が今よりも鋭利で、豊かだったことを知っている。 「坂口恭平躁鬱日記」P200−201
- 2025年4月10日色を奏でる井上隆雄,志村ふくみかつて読んだ
- 2025年4月8日グノーシスの薔薇デヴィッド・マドセン気になる
- 2025年4月6日愛蔵版 宮沢賢治童話集宮沢賢治,日下明気になる
- 2025年4月6日死との約束アガサ・クリスティー,高橋豊読み終わった彼女はひとりでほほえんでいた――虚空へほほえみかけていた。いささか奇妙な微笑だった。ソロモン・ホテルやエルサレムとはおよそ縁遠い微笑だった。何かを思い出させるような微笑だった……。やがてそれが博士の心にぱっと浮かんだ。アテネのアクロポリスの処女たちの唇にただよっているあの不思議な微笑だった――どことなくよそよよしくて、ちょっと冷酷な感じの、しかも美しいあの微笑なのだ……。その微笑の魔力が、彼女の上品な静けさが、彼の心を打った。 それから、彼女の手を見て、はっとなった。それはテーブルの下になっていて、ほかの家族たちには見えなかったが、博士の坐っている場所からはよく見えた。その両手は、膝の上で薄い絹のハンカチをちぎるようにして、細く引き裂いているのだった。 博士は愕然とした。 あのとりすました、よそよそしい微笑――静まりきった体――そしてせわしげな破壊的な手。
- 2025年4月6日バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上R・F・クァン,古沢嘉通気になる
- 2025年4月6日ハードボイルド/ハードラックよしもとばななかつて読んだ
- 2025年4月6日ジヴェルニーの食卓原田マハかつて読んだ
- 2025年4月6日薬指の標本(新潮文庫)小川洋子かつて読んだ
- 2025年4月6日遠慮深いうたた寝小川洋子かつて読んだ
- 2025年4月6日世界99 上村田沙耶香気になる
- 2025年4月6日庭の話宇野常寛気になる
- 2025年4月6日症例A (角川文庫)多島斗志之気になる
- 2025年4月2日灯台へヴァージニア・ウルフ,鴻巣友季子気になる
- 2025年4月2日私という小説家の作り方大江健三郎気になる
- 2025年3月19日スメラミシング小川哲気になる発売記念インタビューが面白かった ”人間ってやっぱり恋をするとすごく陰謀論的になるわけです。相手からのなんてこともないメッセージを「これは気があるからなのか」とか、「これはほかに相手がいるに違いない」とか、いろんな情報に勝手に因果をつけて、陰謀論的に一喜一憂する” https://www.cinra.net/article/2410-satoshiogawa_iktay
- 2025年3月15日ボリス・ダヴィドヴィチのための墓ダニロ・キシュ,奥彩子気になる
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