ままならないから私とあなた

15件の記録
梔子@asago_4042026年7月18日読み終わった技術の発展でどんどん便利になっていく世界。 いつぞや某SNSで見た『私たちが数秒・指先ひとつで得られる知識は昔の人が命をかけてでも知りたかったこと』という投稿を思い出す。けれど私たちは、昔の人が容易に出来たことが、便利すぎるが故に出来なくなっている。 便利さに慣れ、思考することを止めるのはどうなのか、そこに効率の良さを求めてしまったら、そもそもそういった事柄をする意味が無いのでは?と思う事が増えているのだけれど、作中の『自分が生まれた時に既にあった便利な物は使っておいて、新しく出来て自分の人生を否定されそうなものだけを受け入れず突っぱねるのはずるい』という言い分にははっとした。 利便性や効率の良さを求める理由・求めてはいけない理由に対し、双方が確固たる信念ようなものがあるのならいいのではないか。要は、世間がこうだからそうしているというふうになるなよという事なんだろうけど、便利すぎることが当たり前になると違和感を持つことすら出来ないし……と思ってしまう。そろそろ私もめんどくさい大人の仲間入りなのかも。思考して欲しいだけなのにそう思われてしまうのも寂しいなぁと引けずにいる笑 全く別の作品なのだけど 〝大衆から無駄と言われがちなものに傾倒し崇め救われてきたからだろうか。無駄を減らすことに躍起になっている人は、自分自身が無駄な存在だと気づいてしまった時どうするのだろう。本当に無駄ではないことなんて、無駄の中にしか存在しないのではないだろうか。〟 というひと文を思い出した。 𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠 P.191 世の中はどんどん便利になっていくし、目標の達成に費やす時間や手間だって大幅に省ける。だけど、だからといって、これは意味がないから、これは無駄だから、とあらゆるものを削ぎ落としていったら、そこに残るのは、誰にとっても必要なもの、誰にとっても意味があること、それだけだ。たったそれだけを身に付けた私たちは、確かにあらゆることが無駄なく遂行できるようになっているかもしれないけれど、きっと、心も体も同じ形をしている。 そうなると、重なり合ったところで、何の発見も、影響も、与え合うことができない。自分自身では引き起こせない感情の揺らぎに、出会うことができない。 誰と同じようにもなれないから、私は誰かの何かを探り当てたい。 その往復運動の中でのみ、私は、私だけができることに出会うことができて、私が私であることを知ることができる。
もふ@yaam58nya2026年3月29日読んでる読み終わった前半 レンタル人間の話 オチ途中でわかったけど切ない痛かった… 後半 正欲に通じるコミュニケーション齟齬をかんじた 朝井リョウさんはホントに女の子の内面が上手
🔖ぼう|読書記録@book_252025年9月6日読み終わった自分にないものをどう補うか… ものすごく考えさせられました💭 レンタルの人間関係も、長く付き合っていても言えないことがある人間関係も、物語の中だけではなく現実に溢れているけど、何が悪いとかダメというわけではなくその人がどう生きたいかに対する選択肢が増えているんだろうなと感じました。 見栄をはるためにレンタルする人もいれば、自分の欲を満たすためにレンタルする人もいる。 やりたくないことをやらず非合理的なものを省こうとする人もいれば、非合理的なものに人間らしさや思い出を見出す人もいる。 互いが正面から見つめて対話するときになって、ようやく自分の考えの偏りや足りない部分、気付かないようにしていた弱さを自覚していくんだろうなと感じました。 特に、レンタル業をしている女性を批判する男性に対して、レンタル業で唯一禁止されている性的接触を男性は風俗で行っていると女性が指摘した時に、確かに!!と思ったし、なんだか自分のことになると盲目になるんだな〜と改めて思いました。




クスリ@Huhuhu_08091900年1月1日読み終わった人間の温かみや一人ひとりの唯一性と、 集合全体の平等な発展、合理的なやり方の対立だったのかな? 物語終盤の、薫と雪子の口論では確かに両方の意見に正しい所があり、人間どっちか一つは選べないんだなと感じた。 好きなものが同じでも、見ている部分が違ったり 価値観の違いで善意しかないのに対立したり、 朝井さんの本って必ずしもどちらかのサイドに寄らせてくれない、 どっちつかずな不安定な立場から見学させられる感じ…そこがクセになる。









