義経じゃないほうの源平合戦 (文芸社文庫)

10件の記録
- yoshiaki@S0711002025年9月14日読み終わったタイトルに惹かれて読み始めたがとても面白かった。 天才の兄(頼朝)と弟(義経)に挟まれる範頼。 この視点からの物語というのが本当に新しい。視点が変わればそれぞれの見え方も違ってくる。 自分には才能がないと思っているが、兄弟が異常なだけで充分優秀な人だった。気苦労が多く、地味ななことって実は一番重要だったりする。 昔も今も、結局人間関係の積み重ねが歴史を作ってるんだろう。歴史の教科書に書いてあることの裏には、こんな人間模様がきっとあったんだと思う。 個人的には天野さんと一緒に働きたいと思った。
- kasu.@11uyksm2025年9月13日読み終わった電子書籍Kindleかの有名な源頼朝(兄)と義経(弟)の間に挟まれ、『自分には何の才もない』とクヨクヨする範頼。でもそんなこと言っていられない鎌倉時代。 史実を元に創作も加え、源範頼目線で語られる物語ー。 Kindleにて目を奪われたこの作品。何故だかわからないけどとても読みたくなって手を出してみたら、オツムの足りない私には案の定難しい…。 ChatGPTに頼りながら読み進めていくと、何となく理解できて面白い。戦の場面はなかなか緊張感があって、戦なんてなんのこっちゃ分からないなりに風景が頭に浮かぶ。範頼の情景も乗り移ってくるかのように一緒に喜怒哀楽を楽しめる。 そして物語が進むにつれて範頼の魅力に引き寄せされる。 鎌倉時代の資料が本当に少ないらしく、詳細が分からないことが多いそう。それならば、あとがきに書かれていた『マイ範頼』を私の中にも見つけたい。これは暫く調べちゃいそう…。 「自分の性格が武将に向いていないことはすぐに痛いほどに自覚させられた。」 最初は他の兄弟に比べ、自分にはなんの才能もないと落ち込む範頼。そこに古株御家人の天野遠景(とおかげ)。範頼の良き理解者過ぎて、この人居なかったらどうなっちゃってたの!?ってレベル。物語が進むにつれて範頼が立派になっていくのは遠影あっての事。 二人三脚で幾つもの修羅場を生き抜いた先に、やっぱり頼朝。超難関頼朝。 基本的に頼朝(兄)は人間じゃない。血の繋がった兄弟に〇〇と戦ってこいと命じ高みの見物したり、戦を仕掛けたり。機嫌を損ねると殺されるかもしれない。なんて奴だと作中の範頼と一緒にウンザリ。 この物語を読了後、ChatGPTに聞いたりGoogle検索して調べたら、範頼の最後が…。 「お前だけは許さん😭😡❕」ってなったよ😭