

yoshiaki
@S071100
気ままに読書してます。
- 2026年6月23日
クラッシャー上司松崎一葉読み終わった部下を潰しながら出世していく人。おそらくどんな職場にも1人はいるであろうそんな『クラッシャー上司』についての解説。 『自分が善である確信』と『共感性の欠如』。この2つが合わされば、部下に対して攻撃的になるのは容易に想像できる。自分が正しいと思って疑わなければ、立場の弱い部下の意見など聞き耳を持たない。 また、今までの日本社会におけるメンバーシップ型の組織構造から、滅私奉公という社会(上司)に貢献することが当たり前という価値観がそれを増長している。 面白いと思ったのは、このような価値観の人は、地頭は良く、自分の能力についてはある程度把握していて、本当は自分に自信がないということ。 『自分が善である確信』と矛盾するこの思いが、攻撃性に転じていくのだと思うと納得できる。 自身を振り返ると、自分の意見が理解されない時のモヤモヤとする感覚はいつも感じている。ここで、他者の意見や、全体像を俯瞰して見る視点が必要なんだろう。 反面教師として自身を見つめ直すことを忘れないようにしたい。 ただ、今まさにクラッシャー上司にぶち当たっている人への対処法は、簡単に言えば『気にしないこと』(笑) 言うのは簡単だが、本書では会社としての考え方(GRR)、個人としての心の在り方(SOC)等参考とできる記述も多い。 おそらくこの本を読もうとする人はクラッシャー上司の対応に悩む人だと思うので、詳細は是非第四章以降を読んでほしい。 - 2026年6月16日
文化・芸術のマーケティング文化芸術マーケティングラボ,荒木久一郎読み終わった芸術でもマーケティングの基本は同じ。潜在顧客へのアプローチや顧客の満足度をどう高めるかをきちんと考える必要がある。 ただ、一般的なマーケティングとの違いは、文化・芸術施設には、文化・芸術活動自体を振興する目的があり、個々の制作者には表現の意図があること。普通なら顧客に向けた商品改善を行うところを、クリエーターの思想をどう見せるかという視点で考える必要があるんだと思う。 どちらにしても、マーケット部門、企画部門、クリエーター部門の意思疎通によって、何を達成したいのかを明確にすることが大事。 これは文化・芸術施設に限らない普遍的なものだと思った。 - 2026年6月2日
99・9%は仮説竹内薫読み終わった世の中の全ては仮説。 いきなりそう言われても理解できないと思うが、本書を読むと、確かにその通りだと感じる。 日々の生活の中でも、少し前まで当たり前だった習慣、文化がいつのまにか非常識になっていく。そんな当たり前な時代の変化は科学にも当然あるんだと改めて知らされた。 新しい仮説の検証により、今までの定説(仮説)が覆る。でも、それもまた時代が進めば覆る。 つまり、常識は現時点での1番有力だと思われている仮説に過ぎない。 当たり前だと言われればそれまでだけど、この常識の捉え方で、モノの見方ってとても変わると思う。 悩んだ時や、考える時にまずは当たり前の前提条件から見つめ直すのも大切だろう。 - 2026年5月19日
読み終わったタイトルからして気になりすぎる。 確かになんで潰れないのか?年に数回は必ず見るが、売れているところも見たことがない。 自分の周りでは、警察関係の覆面パトロールだという噂まであった(笑) 他にも住宅街にあるお客の少ない高級フレンチや、在庫が大量にある謎の自然食品店など、一見経営が成り立たないようなお店を、公認会計士の筆者の視点から会計学的な考察を行うもの。 筆者も述べているように、会計学は一般人からすれば難解で、とっつきづらいものだと思う。それをまずは身近な視点から、自分たちの生活の視点も取り入れながら概念的に説明してくれている。 おそらくかなり簡略化されており、しっかり理解しようとすれば話は違うかもしれないが、入門としてはとても面白かった。 こう言った知識があれば、お店や広告の見方も変わると思う。まずは、数字のセンスを磨くことから始めたい。 - 2026年5月18日
コントラバス物語 5分文庫ドゥニ・ロシュ,アントン・チェーホフ,蜷川豊読み終わったなぜ『ちょっと泳いじゃうか!』になるのか。(笑) 短編だからこそ詰め込めるだけ詰め込んだ駆け抜けるような話だった。 個人的には、娘が作中で1番可哀想だと思う。(笑) - 2026年5月15日
リーダーになる人に知っておいてほしいこと松下幸之助,松下政経塾読み終わった改めて再読。 もはや仏教の悟りに近いと思う。経営者としてよりも人として、人間の生き方を問うた言文録。 どの言葉も一つ一つが深いと思うが、共通するのは、他者への感謝と共感、奉仕の精神だと思った。 自尊心は時に大切だが、日本人特有の謙虚な精神も持ち合わせる必要がある。 『自分の主観で見ると、たいていはまちがう。客観的に物事を見る。つまり、素直にものを見ることが大切である。』 あらゆる物事に主観を排し、素直に見られれば、世界はもっと広がるんじゃないかと思う。 読みやすいので、何度でも振り返りでまた読み直したいと思う。 - 2026年5月10日
- 2026年5月9日
世にも奇妙な君物語朝井リョウ読み終わった - 2026年4月15日
すべての教育は「洗脳」である堀江貴文読み終わったホリエモンらしい切り口。 自由な人生を走るためにアクセルを踏む方法ではなく、洗脳されたブレーキを踏む足を外す方法だと説明された。 教育機関の果たしてきた役割は画一的な人材育成であることは否定できない。画一的な教育に対する弊害も最近は指摘され始めている。 帰属意識というアイデンティティの形成は、これまでの国家形成において重要視されてきた。国という単一組織をまとめるには、宗教や民族など同じグループであることを認識する必要があったから。 これからの世界はたしかにITの力でノーボーダーな世界になっていく。これは紛れもない事実。その中で自分の核がなんなのかはしっかり見つめていきたい。 楽しくない人生って損だと思うから、仕事も遊びも楽しめる生き方がしたい。そのための一歩に続く本。 - 2026年4月8日
面白くて眠れなくなる社会学橋爪大三郎読み終わったこれは社会学なのか?社会学というというものを何一つ知らない素人からはわからない。ただ社会で必然とされる事柄を分解し、抽象化し、一般化している点では非常に納得できる。 『言葉』とは?『死』とは?『仕事』とは?今生きていく中で必ず出会う一般的事象を冷静に、そして理論的に整理しているのはやはり社会学なのだろう。 入口としてはとても面白いし、このような客観的な視点があれば、さまざまな物事を俯瞰して整理できるのだろう。 社会学に少し興味が湧いた一冊だった。 最後に1番心に残ったフレーズ 幸福 happiness中の一節 あなたは世界でたった一人の、ユニークな存在です。あなたにピッタリ合う生き方の処方箋は、あなた自身が見つけるしかありません。そうやって自分の人生に責任を持つというのが、幸福を手に入れる、いちばんよい方法だと思います。 - 2026年3月30日
殺し屋の営業術野宮有読み終わった表紙が気に入って図書館で思わず借りてしまった。 ストーリーが斬新で疾走感のある作品だった。 前半の殺し屋の営業になるまでの流れや主人公の人格設定等も全体のストーリーにうまく纏まっていて読みやすかった。 なんとなく漫画を読んでいるような気分になると思ったが、作者は漫画もやっているようで納得の作り方だった。 競合とのやりとりやラストの展開でもう少し捻りが欲しかったが、一気に読めてしまうくらい没入感がある作品。 次期作も執筆中だそうなので、楽しみにしたい。 - 2026年2月28日
読み終わった最近交渉術というワードが周りでよく聞くようになってきた。『〇〇すればうまくいく』『押さえておきたい〇〇』みたいなものはよく聞くけど、それはひとつのパターンでしかなくて、そもそも人と人との交渉に型通りなんてないと思っていた。 本書もまさに型などないと前置きし『交渉とは?』という概念から入る。 そもそも交渉とは相手を打ち負かすものではなく、お互いの利益となる結果を導き出す行為。したがって、相手の事情・立場・考えを理解して初めて成立するもの。 言われれば当たり前のことが、現実ではいかにできていないか考えさせられた。 職場での上司への報告や指示の取り方、後輩からの相談の受け答え。これらひとつとっても、ある意味相手の意図を上手く理解できるかどうかでクオリティは格段に違ってくる。これをいかに汲み取れるかが、本書が言いたいポイントなのだと思った。 実践的なテクニックは何も書かれていない分、物足りないと感じる人も多いかもしれない。また、言われれば当たり前な内容と言われるかもしれないが、この考え方が本当にできているかを改めて自分に置き換えて、考えながら読むと、とても成長できると思う一冊だった。 - 2026年2月11日
失敗の科学マシュー・サイド読み終わった失敗を学習の機会(チャンス)と捉えろという話。 実例も交えながら失敗を理論的に整理している。 厳罰を強化しても失敗の数には影響せず、むしろそれを隠蔽する。失敗の捉え方は組織にとって成長の機会の是非に関わる。上層部ほど失敗を認めず、スケープゴートにする。 本書の内容は、組織に属する人なら必ず共感できる部分があると思う。だからこそこれを読んで自分の組織と照らし合わせてみると面白いかもしれない。(落胆する可能性もある) - 2026年2月7日
時をかけるゆとり (文春文庫)朝井リョウ読み終わった文章でここまで笑ったのはいつ以来だろう。エッセイってこんなに面白いものだっただろうか。 アクティブに多くの体験をしている一方で、ありふれた日常にもユーモアあふれる視点を織り交ぜている。 人生って楽しんだ者勝ちなんだなってなんとなく思った。 頭を空っぽにして純粋に楽しむべき1冊でした。 - 2026年1月22日
関係人口の時代田中輝美読み終わった1番印象に残ったのは『心の過疎化』 人口が減っていくのが課題じゃない。確かに人口が減るのは寂しいかもしれないけど、まちの衰退ってそれが原因じゃないんじゃないかと思う。地元に住む人が地元を好きじゃなかったら、誰もそこを好きになんてならないよ。 都市のキラキラした生活に憧れる気持ちはわかるけど、僕には人としての日常は感じられなかった。自然に囲まれて、普通に近所付き合いがある。これってほんとはすごいことなんだ。 本書の内容とは少しズレるが、まずは自分のまちを楽しむことって大切なんだろう。それが全てのスタートだと思う。 関係人口は、最近行政の都合の良い文脈で消費されている気がする。ホントはもっと軽やかであり、また、泥臭いものなんだと思う。関係人口創出ツアーなんて意味ない典型だと本書を読んで改めて思った。 人と人との繋がりにこそ人は意味を見出す。人口が少なく、みんなが役割を持たないといけない過疎地。それを嫌って都市部に出ていく人も居れば、逆に自分の存在価値を認識させてくれるという人もいる。 本書は若干都市部向けに書かれている印象はあるものの、関係人口を知るきっかけにはとても良い本だと思った。 参照された書籍等もしっかり記載されているので、これから少しずつ読んでいきたい。 - 2025年12月19日
視点という教養(リベラルアーツ) 世界の見方が変わる7つの対話深井龍之介,野村高文読み終わった自分がなぜ本を読んでいるのか改めて納得した本。 教養を持つということは、たくさんの視点を持つということ。 『相手の立場になって考える』とよく言われるが、相手の立場になるには、そのバックボーンを知らないと始まらない。そういう意味で教養はなくてはならない要素なんだと改めて思う。 現代は情報過多。その中で必要な情報を取捨選択するのと同時に、複数の視点で咀嚼する力もこれからは大切。 本書はさまざまな分野の専門家との対話から構成されているが、他の分野との実務の比較、思考の比較等が盛り込まれている。 対話なので、サラッと読めるが、それを自分の思考に落とし込む作業がとても面白いと思う。『この視点から自分が見たらどう思う?』『この人の言ってることは他の視点からならどう見える?』こんな風に考えながら、自分も対話に加わっていると思って読んでほしい。 - 2025年11月27日
地方創生大全木下斉読み終わったまちづくり・地域活性化でよく名前が出る本。 持続可能なまちづくりと言われ行われている事業が本当に持続的なのか考えさせられる一冊。 まちづくりってファンタジーじゃなくて、経済活動の延長にあるべきなんだと思う。 税金でやる一過性のものではなくて、小さくても経済循環の中に組み込まれることが必要。そうじゃないとやってる人の熱意だけで結局続かない。 覚悟が問われている一冊だと思った。 地元のために何ができるか…また改めて読み直したい。 - 2025年10月19日
- 2025年10月13日
「選べない」はなぜ起こる?小島雄一郎読み終わった『選択肢が多すぎて選べない』 この感覚は最近よく感じている。選択肢が多いことが豊かさの象徴であった時代から、確実に変わってきているのだろう。 新しいお店の発見を求めながらも、結局いつものお店のいつものメニューを選んでしまう感覚(笑)。 『最適解』が先に見えてしまう社会だからこそ、自分の基準をもつべきだと言うのは非常に納得した。最適解が自分に合ってるかはわからない。他人の評価はあくまで他人の評価なんだ。 マーケティングから人生の豊かさまで、『選ぶこと』の重要性を感じられる良い本だった。 - 2025年10月5日
自治体と大学田村秀読み終わった図書館本。 『少子化で大学が〜』とニュースを見て、そういえば地元にも大学があるが、地域と大学の関係ってどういったものなのか?という単純な動機で読み始めた。 主に、時代背景を基に、時系列的に大学誘致の事実を説明されていた。 どの年代でも、高等教育政策というよりは、首長・議員の改革政策や経済政策としての誘致が目立つ。 自治体単位で見るならば、そこで必要な教育を行うための誘致を行うべきだったのだろう。 誘致だけでなく、誘致後の協働体制等が知りたかった。 人口が減っていくこれからの時代に、大学という存在が自治体という地域に提供できる価値とはなんだろうか?
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