生き抜くためのドストエフスキー入門
9件の記録
回寅治@Mawari_trahal2026年10月2日ちょっと開いたコロナウイルスが流行っていた時に書かれた本。しかし、何の根拠をもって?と疑問に思うような記述が「はじめに」の時点で多すぎて閉じた。 ただでさえ長いドストエフスキーの長編を文庫本のこの厚みで読めるのだろうか、と思ったけれど案の定で、「罪と罰」の引用が唐突に、かつ前提にある話の流れや主人公のことを抜きになされるものだから(よりにもよって主人公が熱にうなされる夢を見るシーンだった)、入門以前の我々は佐藤の言う通りにしか読むことを許されず、居心地が悪かった。 「生き抜くためのドストエフスキー入門」というタイトルから、ドストエフスキーの描く人物と彼自身の生涯とを照らし合わせて、文学でドストエフスキーがどう生き抜こうと思ったのか、そして文学の中の人物はどう生き抜こうとしたあるいは破滅したか、などのような内容かと思ったけれど、あくまで佐藤は現在の私(たち)の立場を譲らないまま読んでいくようだったので、かなり残念だった。 個別具体のツッコミ→ 「ドストエフスキーが危機の時代に読まれてきた」←そうなんだ、戦前にも読解を試みた人物がいたのか、と思いきや具体例のないまま現在の話になってしまった。 「格差が広がっている」←納得 「コロナで職を失う人がいる中、株で大儲けした人は都内の高級料理店で食べている、いつも予約はいっぱいだ」←何の話? 「ステイホームで、某国の国民は閉じこもりがちになり、他者に対して排他的でときに偏狭な考え方になったのではないか」←どういうこと、みんながみんな本当にそうなはずなくないか
積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2026年1月5日かつて読んだ入門とあるけど全然入門レベルじゃなかった。 佐藤さんはドストエフスキーが好きだし、「罪と罰」を面白いと思ってる。 どこをどう読めばいいかもわかってるから「ここが重要なポイントです」と言える。 グイグイ押してくる書き手とまだ入門できてない読み手の温度差がすごい。 「ドストエフスキーは、資本主義が誕生し急速に発展していく時代の只中を生きた作家なので、作品の背景にはつねに格差や社会の歪みと、そこであがきながらも必死で闘う人間が描かれており、われわれが共感する点が多いのです」











