ツバメ号とアマゾン号 下

ツバメ号とアマゾン号 下
ツバメ号とアマゾン号 下
アーサー・ランサム
神宮輝夫
岩波書店
2010年7月14日
6件の記録
  • ユメ
    ユメ
    @yume_bookworm
    2026年7月7日
    アマゾン海賊ことナンシイとペギイの姉妹が冒険に加わり、子どもたちの夏休みの輝きはいっそう増す。どちらが相手の船を先に分捕れるかの戦いに、ウの島での宝探し、サメ釣り。ツバメ号とアマゾン号の乗組員たちの豊かな想像力によって、お茶やレモネードがラム酒に、コンビーフがペミカンに、カワカマスがサメへと変わるのに心が躍る。こうしたキャンプでのごちそう、中でもバターで焼いたカワカマスの美味しそうなこと!子どもの頃、本書で描かれる光景に抱いた憧憬が、色褪せることなくよみがえり、幸福な夏の読書時間をすごすことができた。 船長フリントに泥棒の疑いをかけられたのち、疑いが晴れて謝罪を受け入れるのに至るまでのジョンの態度は本当に立派だし、その胸中で少年らしく揺れ動く感情の描写からは、作者のアーサー・ランサムもまた、自分がかつて子どもだったことを生涯忘れないひとだったのだろうということが伝わってくる。 そして、ジョンへの仕打ちこそひどかったものの、自らの誤ちに気付いてからはうんと歳下の少年相手に率直に謝り(それができない大人は決して少なくない)、子どもたちのよき仲間となり、『宝島』の海賊にちなんで「船長フリント」と呼ばれることを大らかに受け入れ、湖上のハウスボートで子どもたちと「決戦」を繰り広げたのちに渡り板を歩いて湖に落ちてくれる——そんなナンシイとペギイのおじさんもまた、素敵な大人だと思うのだ。
  • しゆまり
    しゆまり
    @syumary
    2026年2月23日
  • まく
    まく
    @maku
    2025年8月8日
    ツバメ号とアマゾン号との勝負は意外な結末に。 キャンプにアマゾン号の海賊も加わって物語は益々盛り上がる。船長フリントとの戦いも楽しい。 生き生きした描写に子ども達と一緒になって過ごしてる様な気分になって胸が躍った! そんな夏の楽しい時間はあっという間に過ぎて終わるのが寂しく感じた。
  • フク
    フク
    @rokuju0
    2025年3月5日
  • ユメ
    ユメ
    @yume_bookworm
    2017年4月14日
    船長フリントやおかあさんたちが、ひとりひとりは子どもたちの冒険に協力してくれる素敵な大人として描かれているのだけれど、寄って集まると困った「原住民」化してしまうというくだりに、ランサムは本当に子ども心を忘れない人だなと思った。解説の上橋菜穂子さんの言葉が、私のこの本への思いを見事に言い表してくれている。「『ツバメ号とアマゾン号』は、私にとっては、命を終えるその日まで心の底で輝きつづける永遠の夏の光だ」ツバメ号ばんざい。アマゾン号ばんざい。これからもずっと、彼らと共にサメの焼き肉を食べる夏を夢見るだろう。
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