国籍と遺書、兄への手紙

国籍と遺書、兄への手紙
国籍と遺書、兄への手紙
安田菜津紀
ヘウレーカ
2023年5月8日
3件の記録
  • サキ
    サキ
    @__oreirosky
    2025年7月23日
  • きなこ
    きなこ
    @kinako2025
    2024年9月5日
  • 冒頭から最後まで、のめり込むように読んだ。人種や「◯◯人」などといった括りはあっても、私たち一人ひとりのルーツは多様で複雑。日本生まれ日本育ちの人もいれば、かつて朝鮮から日本へ渡ってきた人、日本育ちでも親が在日コリアンの人もいたり。 しかしルーツや民族意識の違いから他者を傷つけ、排除し、殺戮してきた歴史を忘れてはいけないし、それはいまも世界中で続いている。本の最後にある「違いが違いとして、ただそこに自然と存在することができる社会が、生き心地のいい場所なのだと、私は思う」という言葉。 本当にその通りだと思うし、違いを憎んだり貶めたり、虐殺の理由にすることなど正当化できない。 ルーツとは、家族とは、そして人と人とのつながりとは何か。 その問いを、この本をきっかけにして自身も考えてみようと思う。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved