男ともだち

30件の記録
- fj_00@fj_002025年9月14日読み終わった男ともだち、この本を読む前から私は成立する派に属していると思ってる。 主人公の神名には終始共感はできなかった。けどハセオという存在の大きさと大切さを、この一冊を通して、一緒に感じた気がする。「ハセオにとっての愛情ってなに?」「見ててやることかな」、この会話がとても好きだったし、私もこんな愛情を注いでくれる人に出会いたいし、なりたい。
- 沙希@isagonozomi2025年9月14日読み終わった@ 図書館タイトルから嫌な女とカス男が出てきてモヤ〜とするストーリーを想像してニヤニヤしながら読み始めたけど、思いっきり裏切られた。 一人の女性が仕事や人生と向き合っていく姿が描かれ、 読後はしっかり生きろと背中を押されたような、ハイッと強引に(いい意味で)勇気を持たされたような感覚で、急に手の中に残された勇気に戸惑う。 今も過去も捨てる覚悟を常に持ち、未来に向かい信念とともに突き進めば、澄み渡る感覚が得られるのかな。勇気を持って真正面から生きる人間はとても魅力的だろうな。難しいけど目指すだけ目指したいな。
- うまだうまみ@ssks56112025年3月20日かつて読んだまた読みたい最後までハセオがわかるようでわからなかった。心理機能オタクなので登場人物たちの心理機能を推測するのが楽しかった。多分この楽しみ方をする人は私くらいだろうな。露月姉さん結婚してください。
- ワタナベサトシ@mizio_s2025年3月6日かつて読んだ感想千早茜流“ふつうの”恋愛小説。恋人・不倫している愛人・失恋もセックスも妊娠もある。そして男ともだち。 巷間しばしば「男女のあいだに友情は成立するのか」などという問いが提示され、矛盾だ偽善だと喧しく語られることがある。男ともだちなんて実在しうるのか。しょせん“理解のある彼くん”じゃないの? 主人公のは二十九歳のイラストレーター。大学の先輩のハセオと七年ぶりに再会し、ネットカフェで腕枕されて一夜を明かす。 “男ともだち”としか言いようのない関係のふたりを、周囲の共通の知人は理解できなかったり呆れていたり。……「ふつうの」恋愛小説? 常識をさらりと揺さぶってくるのが千早茜。あたりまえとされていること・自然だと思われている価値観・現代に生きる人たちが諾々と従っている倫理観などをいったん解きほぐし、バラバラにして浮遊させ、素の状態にして眺め直させてくれる。 そこで示される「正しさ」が読者にとって必ずしも都合のいいものとは限らない。