金環日蝕

12件の記録
- ばやし@kwhrbys_sk2025年5月17日読み終わった感想今年の本屋大賞を受賞した『カフネ』の著者でもある阿部暁子さんのミステリ小説。こんな一面もあるのかと驚いた。 あまりにも鮮烈な光とぽっかり空いた闇の中心が生み出す金環日蝕。人を容易にねじ曲げる嘘と暴力は、光を屈折させて陰影を濃く黒めていく。 犯罪とは知らぬ間に巻き込まれて、抜け出すすべを持たない人はどれだけいるのだろうか。決して他人事ではない。
- くしゃみん@ecci_salute2025年5月3日読み終わった阿部暁子作品3作目。(室町繚乱、パラ・スター)うん、好き確定でいいかな。どのジャンルでも根底にある人に対するあたたかさと現実と正義感のバランスが真っ直ぐで、でも直線的過ぎるということはない、という塩梅が絶妙。 素地としては人間はわりとニュートラルで、決して善だけではないし、すべてが見て取れたり自覚があったりするわけでもない。シンプルだけど忘れがちなことの連続模様で織り成された物語。面白かった。
- くしゃみん@ecci_salute2025年4月25日読んでる103ページの「ゆるくない」はいわゆる南部弁の「ゆるぐねぇ(しんどいの意)」なんだろうか。舞台は札幌なんだけど。阿部暁子さんは岩手の方だけども。はて。
- ばやし@kwhrbys_sk2025年3月22日買った今年の本屋大賞候補にもノミネートされた『カフネ』の著者でもある阿部暁子さん。 そっちも気になるけど、最近文庫化されて、敬愛するライターの瀧井朝世さんが文末コメントを寄せているこっちから読むことにする。