金環日蝕
36件の記録
- Biko@biko_2505122025年11月21日読み終わった人物のキャラクター設定やストーリー展開、表現が若い、という印象。いまひとつのめり込めなかった。残念。オーディブルのナレーションの好みの問題も多少あるのかもしれないが。
りんでん@zkoto4282025年11月5日読み終わった本の紹介で心づもりはしていたが、若いコンビによる犯人探しと思いきや全然違う着地。でも裏切られた感じじゃなく、弱さを認めた上でまた立ち上がれるんだと思える希望のラストだった。 人は人を騙すのに本能的に快感を覚えるものなのか。鮮やかに次々と人を引っ掛けていく登場人物達がカッコよく見えてしまう。誰でも心に何かしら傷や闇を抱えていて、向こう側に堕ちるのは意外と簡単なのかもしれない。それでも、終盤にある人物が言った「せいぜい真っ当な世界で真っ当に働いて生きろ」という言葉は、堕ちていきそうな人をこちら側へ突き飛ばす呪いであり愛だったと思う。 しかし大丈夫かH大…。
Teramii@teramii2025年11月4日読み始めた読み終わった正義感溢れる女子大生と爽やかイケメン高校生の探偵物語と思っていたら、途中から詐欺事件、高校生男子の生い立ちから事件への関係性、性犯罪など暗く重い展開となるが、物語構成が見事で飽きることがなかった。 全てが好転してめでたしめでたしの終わり方ではないが、暗いトンネルの先にかすかに明るい光が見えて読後感は良き。

汐見@siomi2509272025年10月25日読み終わったaudibleにて。 二転三転。人間の表と裏、光と闇。誰しもが自覚のあるなしに関わらずたくさんの顔を持っている。自分自身も、目の前の人も。 犯罪に手を染めるのは必ずしも悪人だけではない。過去を知らなければ見えないものがある。 明るく軽やさがありつつ、苦しさややるせなさもある。不思議なバランス感覚の本。でも確かに現実ってそんなものかも。 感想がまとまらないけど聴きながらいろんなことを考えた。




mayu.@mayu_2025年10月7日読み終わった積本。 とても面白かった。 老婦人が襲われたひったくり事件の犯人探しから始まり、だんだんと全容が見えてくるにつれて胸が何度もギュッと締め付けられて中盤あたりから一気読みだった。 「人間って置かれた状況でいくらでも変わるんだと思います」という言葉が印象的で、悪いことをして起こした罪は罪である事は変わらないけれど、全方向が悪な人はいないのかもしれない。そんな事を感じた一冊。

権子@m_gonko2025年8月14日読み終わった2025/8/14 読了 北海道を舞台とした、青少年と犯罪に関するミステリー。 序盤は女子大生と男子校生の凸凹コンビの軽快で明るい探偵モードだったのに、中盤から一気に雰囲気が変わり、犯罪の香りが其処彼処に漂い始め、犯罪に手を染めてしまう青少年のリアルな描写に心が締め付けられました。 この小説で挙げられた犯罪は身近なものなので、もし自分の両親が巻き込まれたらと想像しただけでも怖かった…。 色々と考えさせられたお話でしたが、時々挟まれる主要登場人物達の会話にニマニマしちゃって、暗く重い話でも楽しく読むことができました〜♪
akanbey@akanbey2025年7月21日読み終わった面白かった。一言多いコミカルさも良かったけど白が黒になっていくとか、金環日食のように端の光しか見えないとかテーマに沿ったストーリーが良かった。
かりんとうすきこ@zkm_11042025年5月31日読み終わった@ 電車どきどき ハラハラ するミステリー。 阿部暁子さんの作品が読んでみたくて手に取った。 世の中の現実的な部分が描かれているなあと思った。 辛いことがあっても、人は必ず前を向けるんじゃないかなと思わせてくれるエンディングだった。
ばやし@kwhrbys_sk2025年5月17日読み終わった感想今年の本屋大賞を受賞した『カフネ』の著者でもある阿部暁子さんのミステリ小説。こんな一面もあるのかと驚いた。 あまりにも鮮烈な光とぽっかり空いた闇の中心が生み出す金環日蝕。人を容易にねじ曲げる嘘と暴力は、光を屈折させて陰影を濃く黒めていく。 犯罪とは知らぬ間に巻き込まれて、抜け出すすべを持たない人はどれだけいるのだろうか。決して他人事ではない。
くしゃみん@ecci_salute2025年5月3日読み終わった阿部暁子作品3作目。(室町繚乱、パラ・スター)うん、好き確定でいいかな。どのジャンルでも根底にある人に対するあたたかさと現実と正義感のバランスが真っ直ぐで、でも直線的過ぎるということはない、という塩梅が絶妙。 素地としては人間はわりとニュートラルで、決して善だけではないし、すべてが見て取れたり自覚があったりするわけでもない。シンプルだけど忘れがちなことの連続模様で織り成された物語。面白かった。
くしゃみん@ecci_salute2025年4月25日読んでる103ページの「ゆるくない」はいわゆる南部弁の「ゆるぐねぇ(しんどいの意)」なんだろうか。舞台は札幌なんだけど。阿部暁子さんは岩手の方だけども。はて。

ばやし@kwhrbys_sk2025年3月22日買った今年の本屋大賞候補にもノミネートされた『カフネ』の著者でもある阿部暁子さん。 そっちも気になるけど、最近文庫化されて、敬愛するライターの瀧井朝世さんが文末コメントを寄せているこっちから読むことにする。












