いきている山

4件の記録
- つたゐ@tutai_k2025年9月7日読んでる心に残る一節「山で眠ったことのない人は、山を完全には知らない。人は眠りに滑り込むと、精神が凪いでいく。肉体は溶け、知覚のみが残る。思考もしなければ欲望もせず、記憶もしない。ただ、触知できる世界との純粋な触れ合いの中にある。」『いきている山』ナン・シェパード 芦部美和子/佐藤泰人訳 みすず書房
- つたゐ@tutai_k2025年9月7日読み終わったいま自分が描こうとしている「自然」、その書き方にめちゃめちゃ悩んでいて、スランプじゃないのかと思うくらい苦しんで、もういっそ諦めるべきでは?とか考えていた時に、逃げるように手に取った。 感じたものを描写すること、そしてその手触りから浮かび上がってくる思考。 「こういうものを私は書きたいし、私が書くのであれば書かなければならない」と思うものを見つけ出す手掛かりになった。 山の描写、生き物の気配、「山」で生き、そしていなくなる人。さまざまな「山」が浮かび上がる。 たしかに「ネイチャーライティングの名作」だと思った。 私も頑張って書く!