曖昧な弱者の時代 (岩波新書)

7件の記録
どら猫さとっち@satocchi_4282026年6月7日読み終わった大きな社会の分断のなか、次第に浮上している“曖昧な弱者“。その人たちはどこから来たのか。ひろゆき論、山上徹也、石丸現象、参政党など、それぞれの視点から読み解いていく、現在の日本社会論。本書を読むと、社会的弱者についてどうするか議論しないまま、受け入れようとしながら見過ごされてきた感じがある。それでも人間らしい生活を望んでいる私たちは、実現するために何をする必要があるか、考えなければならない。そこでも対立してしまう気がするのだけど。


さおり@prn9909082026年5月31日読み終わった読んでよかった-2026どの章も切り口が鋭くてすごいなと思ったけど、特に6章の「参政党「真ん中」からの反革命」の分析の鋭さとそこからの7章「曖昧な弱者とその敵意」への流れがすごいと思った。 左から入って右へ行くという指摘がすごく的を射ているのではと思った。去年の参院選で参政党を支持したり冬の衆院選で高市さんに票を入れたりしたひとは、主張の左派的なところに惹かれて入れたけど、批判する層はその主張の右派的(極右的)なところを批判しているため、噛み合っていないのではというところ、そんなこといわれてもあの主張はヤバいだろ、とわたしも思うけど、でもその入り口の左派的なところに惹かれて投票した人たちがいるなら、それがもし大半なところであるなら、リベラルをうたう政党にはこういう分析も参考にしたり、そういう意思も汲み取って自分たちの政策に反映してほしいなと思った。あとこの本の中で「リベラル」に相対する言葉として「右派的」なもの、という言葉が使われていて、それがいまの自分の感覚と近くて、(いろんな主張をみるにつけ、なんか保守というところを批判する主張をみるととくに、保守ってそういうことじゃなくないか?と思っていて)、ちょっとほっとしたところがあった。



