山の音
13件の記録
まえしゅん@maeshun_19792026年9月9日読み終わった四季折々に移り変わる自然を美しく切り取り、老年の心に浮かぶ死の影と重ね合わせる。如何にも日本的な情緒を感じさせるようで、優れた筆致だと思う。 前半の山の音を聴くシーンなど、幽玄の感じがして好きな所もあるが、全体としてはあまりピンと来ていない。 筋立ての曖昧なこと、閉鎖的で希望の少ない家族像に憂鬱になってしまったこと、などが原因かもしれない。菊子のヒロイン像は可憐だけど、信吾の若かりし理想像の反映のようで、何処か違和感の種が残ったりもした。 川端の老年の作ということなので、10代の自分には咀嚼しきれない深遠さがあったようにも思う。いずれ年を増してから再読すると良いのだろうか。78点。
- しっぽ@tail_reading2026年2月13日読み終わった川端康成『山の音』 読了。 内容はまったく違うけど、夏目漱石の『門』を読んだことを思い出した。 閉塞感にあふれ、ひたすら陰鬱な世界観。自分が若い頃には読めなかっただろうけど、歳をとったらとったで共感できすぎてしんどいであろう小説。
よむこ@y_books2025年11月22日読み終わった@ 自宅鎌倉に住む一家の物語。老いを感じる出来事や変わりゆく家族の形に不穏な空気が漂いつつも、終わりのない終わり方にこれからも日常は続いていくという希望が感じられた。






