イノセント

イノセント
イノセント
島本理生
集英社
2018年11月20日
6件の記録
  • はななん
    @hana_nann
    2025年11月14日
    先がどうなるのか、という面白さはあったけど比紗也の破滅に向かって何度も引き返すところ、結局何もわかっていない真田、自分の殻から出てこない歓がぐるぐるしている感じ…あまり共感できませんでした。女性の女性でいるだけでままならないところはよくわかるのですが。 すごい善人(店長とか)が出てくるのが救いでしたが、全体的に疲れました。
  • む
    @nii__59
    2025年11月8日
    比紗也の人生があまりに自分と重なる部分が少なくて、その行動に共感できないところが多かった それは比紗也の境遇だったり、過去の出来事をきっかけにできた傷がそうさせてしまうものだとして、それでも色んな男性を頼って離れて、また戻ってを繰り返す生き方は、自分の力で立って欲しいと思わずにはいられなかった、子どももいるし だけど私が比紗也と境遇だったら同じことが言えるかわからないし、結局は自分じゃないから何でも言えるだけなのかなあ 結局この物語を通して成長して変わったのは、真田だけに見えてしまった 勝ち負けを気にせず、丸腰の自分を相手に差し出す強さ、大切だろうな 如月はもっと自分のために生きていいのになと思っちゃう、でも比紗也の救済に全てを捧げることが如月の幸せなら、それもエゴかも p.416 "人間の愛とは、相手に注ぐものであると同時に、過去の自分に与えるものなのではないかと思っている。彼らが今後どんな人生を送るのかはわからないけれど、もしおのおのが見つけた愛がずっと続いていくのであれば、彼らはすでに受け入れた過去の傷を、今度は少しずつ癒していくことになるだろう。そしてそれこそが、ぼくには人間の世界に存在する、唯一の救済に思えるのだ" しらいわ・げんさんの解説がとてもしっくりきました◎
  • 権子
    権子
    @m_gonko
    2025年6月20日
    2025/6/20 読了 性格が真逆の男性2人と孤独を抱えてる女性1人の恋愛小説。 この作品はメインの男性が聖職者であり、イエスやら教会などキリスト教に関わる場面が多く、暗い場面やツラい場面、性的な場面が出ても、どこか不思議と清らかな気持ちのまま読み進めていくことができました。 島本理生作品の中でハッピーエンド寄りな物を初めて読んだ気がする。
  • さゆ
    @d0220a
    2025年5月31日
  • つん。
    つん。
    @tsunn623
    2025年3月25日
  • Hoshiduru
    Hoshiduru
    @lilimoe
    2025年1月3日
    (元)友人に本当にまんま比紗也な人がいるので「そうだよな……」と共感と諦念の混じったため息を漏らしながら読んでいた。私は正直付き合いきれず縁を切ったので、アプローチは違えどここまで徹底的に向き合った真田と歓には尊敬の意しかない。歓は献身的過ぎて私からしたら不信感の塊だったが、彼に甘えられてしまうのが、比紗也の理解され難い矛盾なんだろうなと思う。現実に苦しむ者が比紗也と全く同じ道を辿ることはかなり厳しいが、だからこそ、本作は性と恋愛に関わる痛み、傷、そして価値を余さず描ききる「恋愛小説」だなと思ったり。
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