文学ノート 付=15篇
3件の記録
きろひ@wh_374202026年6月14日買った読み始めた本屋で何気なく開いたページに書いてあった次の文言に目を奪われた。 「『ひとつかみの南京豆』という言葉が、現実のひとつかみの南京豆よりもなお、即物的であり、しかもそれが作家の現実世界における経験そのものをも表現しうることが、その言葉を読みとる者に、解釈でも説明でもなく、ほかならぬ現実世界における、その読者の新しい経験として把握されること、そのような幾層ものアクロバットめいた関係の実現こそをねがって、作家はかれの小説制作の作業を開始するのである。」 (『』内は実際には違う強調の仕方で、圏点というのが付いていますが、入力方法がわからないので『』で代用しました。) ある種の創作論なのだろうが、さっぱりして整理されたものやモチベーションを上げてくれるようなものではなく、世界と自分と言葉の関係について自省しながらねちねちくどくど考え、執念深く書き連ねていくスタイルらしく、こういうのはやっぱり良いですね。


