をんごく

18件の記録
よしい@Yoshe2072026年8月12日読み終わった単行本で既読だけど文庫本が発売されたので再読。何回読んでも自分の好きなものが全部詰まっている贅沢な小説で新鮮に楽しい。北沢さんの描かれる世界観、登場人物、怪異に潜む人間という生き物の残酷さと裏表として描かれる人の心の温かみ、しっとりした静謐さの中に感じるそこはかとないポップさのバランス、美しい日本語遣いと文章のリズム、とにかく大好き。
せるふぃ@selfieshot2026年7月17日読み終わった裏面のあらすじを見て、時代背景が現代じゃない分怖がりな自分でも読みやすいかと思って買ったけど、それを上回るくらい怖さは少なかったしおもしろかった!! 「自分にも起こるかも」の恐怖というよりは、落語の怪談話を聞いているかのような感覚で、怖がりの人間でも読みやすそうだなと思った。 あと出てくるキャラが魅力的すぎる。巫女の密子、千年を生きる異形の「エリマキ」の二人が特に魅力的だった。作中最強格ではあるものの、怯えたり驚いたりする描写も差し挟まれるのが、「こいつが来れば大丈夫!」の安心と「もしかしたらダメかもしれない……」の不安の双方を引き出せるバランス感を担っているなと感じた。 最後のエリマキと壮一郎の絆も良かった。人外と人との関係性が好きだから単純に刺さった。 作中人物の関西弁(京都弁?)を目で追いながら頭のなかで流すのが心地良い。流れるように紡がれていると感じるのは、きっと作者が関西弁ネイティブなんだろうなと思う。 また、大きな軸となる願ほどき以外にも、その土地の習俗が細かに散りばめられているのも良いと思った。












