生物界は騒がしい

生物界は騒がしい
生物界は騒がしい
D.G.ハスケル
屋代通子
築地書館
2025年3月22日
17件の記録
  • 生息する環境によって使う音の種類、主に高いか低いかという周波数の違いに使い分けが生じるという話を読んでいるあいだ、脳内で再生される音のデモはすべて向井秀徳が発していた。向井の声を捉えるためにキワキワに研ぎ澄まされた聴覚神経は、外で降りはじめた雨の音をも、いちはやく察知する。
  • だいぶ間があいてしまったが再開。哺乳の機能が発声の機能を複雑で高度なものにしたらしい。乳を吸う、この「吸う」という機能がすごいらしく、そのおかげで発声やら調音やらもできるようになった、みたいなことが書いてある。この本も「発声と身体のレッスン」だった。 文字を目にして三〇〇ミリ秒後、脳の視覚野を電気信号が走る。四〇〇ミリ秒後、聴覚野に火が点き、音と言語を解釈する部位がすみやかに続く。書かれた文字に注意を向けてから一秒もしないうちに、黙って読み上げられた単語が脳の「聞くこと」に関わる領域をあわただしく活動させる。黙読することでわたしたちは、書いた人間の声の亡霊に、触れることができるのだ。(p.90) 『発声と身体のレッスン』を読むとき、すでに私は著者ではなくなぜか向井秀徳の声と動きによって「声の亡霊」が語りかけてくるように感じている。
  • こじゃんめ
    こじゃんめ
    @kojanme
    2025年5月27日
  • 昼間、ひろこさんがギターのメンテナンスを修理店に頼んでるのを待つあいだ、近くの公園で少し読む。となりのベンチでもおじいちゃんがなんらかの本を読んでいた。そのあと急に思いたって千葉市動物公園に行き、めんどくさそうに草をむしって食べつづけるゴリラ、永遠に同じ場所でステップダンスを踊っている象などを見てきた。
  • zuu118
    zuu118
    @kozue18
    2025年4月6日
  • じんば
    じんば
    @jin3343
    2025年4月1日
  • ひろこさんが去年回数券を買ってからそんなに行けてない気がする温浴施設に行き、岩盤浴とやらをキメこみ、ほわほわしながら読む。どうやらこの世界にはわれわれ人間が感知できない音のほうが多く、たとえば目の前のなんとか岩や背中をつけているなんとか石からもなんらかの音が出ているのだと思うと、なんというか、ああ、ねむい。とにかくわれわれの耳は音を「編集」しているとのこと。ありのままの世界を感じる、といった事象は起こり得ない。
  • Ferelith
    Ferelith
    @Ferelith
    2025年3月30日
  • ヒルマ・アフ・クリント、そして温泉マークなどの影響の結果、自然界の音というテーマを持つと思われる本書が急遽選ばれた。刊行されたばかりでもあり、タイミングの妙も感じる。まだ20ページも読んでいないが、引用したい箇所がたくさん、いやすべてと言ってもいいほどおもしろい。400ページ超え2段組の物量がうれしい。舞いながら読んでいる。
  • 17+1
    17+1
    @17plus1
    2025年3月30日
  • うみうし
    うみうし
    @umiushi0305
    2025年3月30日
  • カエル
    @usher39
    2025年3月29日
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2025年3月29日
  • 7号
    7号
    @nanako-brau
    2025年3月29日
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