女の国会 (幻冬舎単行本)

13件の記録
橘海月@amaretto3192024年12月7日読み終わった#ミステリ議員秘書の沢村、政治記者の和田山、地方議員の間橋、そして国会議員の高月。四人の女性を通して描かれる、圧倒的な男性社会である『国会』 通称「お嬢」の国会議員朝沼が死亡したことで、事態は動き出す。読み進めながら何度もゾワっとくる瞬間があり、思わず手を握りしめた。 女性というだけで揚げ足をとられ、減点法でこきおろされると思う沢村も、普通に働いているだけで天災のようにセクハラが降ってくると怒る和田山も、同僚議員の世話を押しつけられる間橋も、生理が止まり選挙の度に血尿が出る高月も、みんな他人事じゃない。ただ仕事をしてるだけなのに、女の枠に入れられる。 仕事の大変さだけを語れる、仕事軸でのみ評価される男性とは違い、そこには雲泥の差がある。 だからこそ負けていられない事がある。物語の彼女達は、苦境にあっても憤慨しても常に前向きだ。信じた道を突き進み、チャンスを逃さない。政治ノンフィクション風の物語かと思いきや(それで充分素晴らしいが)ミステリとしてもきちんと落ちがついていて、そこも良かった。









