エントラーダの子どもたち

8件の記録
かもめ通信@kamome2026年8月17日読み終わった舞台はアメリカのとある街にある古いアパート「エントラーダ」。スペイン語で「入口」を意味する名前を持つこのアパートには、様々なルーツを持つ人たちが住んでいる。全部で12章。各章毎に主人公がいる。12人の主人公にはそれぞれに生みの親である作家がいて、その作家たちには専属の訳者がいる。そう聞いただけでも、たくさんの人の思いが込められていることは想像に難くないだろう。12人の作家はそれぞれのルーツに関連する章を執筆していて、自らの経験が生かされているのだろうことは、エピソードだけでなく、次々登場する各家庭の自慢料理の美味しそうな描写からも実感できる。親切なことにこの料理については、「物語に登場する食べ物リスト」という写真入りの附録がついていて食いしん坊の読者をうならせもする。もう一つ見逃せないのは魅力的なおばあちゃんたちの存在感。移民2世や3世にとって、自分たちのルーツにまつわるあれこれを教えてくれるのが祖父母世代であることや、その世代が味わったであろう今とは違った苦労にも思いをはせずにはいられなかった。



かもめ通信@kamome2026年8月8日読み始めたアメリカのとある街にある古いアパート「エントラーダ」には、様々なルーツを持つ人たちが住んでいて…。最初のお話の主人公ライラは、トリニダードトバゴからやって来たらしい。まずは地球儀で…カリブ海の島を探すところから。


やぎちゃん@yagi_chan2026年7月5日読み終わった@ 自宅12人の作者によって描かれ、12の訳者によって翻訳された、12の家族の物語。多様なルーツを持つ子どもたちの、しかし、普遍的にある感情の機微が丁寧に語られていてよかった。同時に周りの大人たちの語りからちらりと伺えるそれぞれの苦悩や経験に胸打つものがあった。さまざまな料理も登場することから、登場する料理の解説ペーパーがついていて嬉しい。子どもたちが読んだら少し世界が広がるような、自身の内面を深く感じられるような、そんな一冊。



