ボヴァリー夫人 下

ボヴァリー夫人 下
ボヴァリー夫人 下
フローベール,G.
伊吹武彦
岩波書店
1961年11月25日
5件の記録
  • 激しい恋をしているときの心の機微や乱れの描写が印象的であった。フローベールも訳者の伊吹さんもすごい。 p110「実際二人は過去にそういう人間であればよかったと思っているのである。二人ともそれぞれ一つの理想を造りあげ、今さらその理想の上に過去の生活を当てはめているのである。しかも言葉というものは常に感情を引き延ばすローラーである。」 理想を抱き恋に溺れていくエンマと、それに気づかない鈍感なシャルルとの対比が皮肉である。 恋愛小説としても感情移入できるし、歴史的資料としても興味深い。
  • sakura
    @sakura_04
    2025年5月1日
  • kasa
    kasa
    @tool
    2025年4月26日
    少年時代からすでに人生に大きな絶望を感じ、美の完成だけに生きがいを見いだしていた。 作者が語るあとがきの文章も興味深い。
  • RIYO BOOKS
    RIYO BOOKS
    @riyo_books
    2025年2月15日
    でも、でも自分は幸福ではない、ついぞ幸福だったためしがない。人生のこの物足りなさはいったいどこからくるのだろう。そして自分のよりかかるものが立ちどころにくされ潰えてしまうのはなぜだろう?……しかし、この世のどこかに、強く美しい人がいるものなら、熱と風雅にみちみちた頼もしい気だて、天使の姿にやどる詩人の心、み空に向って哀しい祝婚の曲を奏でる青銅絃の竪琴にも似たこころがあるものなら、ふとめぐり会われぬことがどうしてあろう?
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