カンディード

カンディード
カンディード
ヴォルテール
斉藤悦則
光文社
2015年10月8日
9件の記録
  • 最善説を踏まえて読むと、終わりのない災難や反復的な展開にも意味が見えてきました。 特に、最後のカンディードがパングロスの言葉を遮る場面が印象的で、「畑を耕さなきゃ」という終わり方が静かに残りました😌
  • p227-228 「ぼくにわかっていることは」と、カンディードは言った。「ひとは自分の畑を耕さねばならない、ということ」 「そう、そのとおり」パングロスは言った。「人間がエデンの国においてもらったのは、聖書にもあるとおり、そこを耕すため、つまり、労働をするためなのです。聖書が証明しているように、人間は休息をするために生まれてきたわけではありません」 「議論とかするひまがあったら働きましょう」マルチンが言った。「それのみが人生を我慢できるものにする唯一の方法なのです」 政治家ヴォルテールの多才さが読み取れる。ライプニッツの「最善説」をベースに、「世界の全ては最善である」と信じていた主人公が、幾多の不条理な困難に見舞われ、「自分の畑を耕さなきゃ」と考えるようになるまでの物語。これは近代的な「個人」が確立する過渡期とも解釈でき興味深い。 解説で、ルソーやポープの思想についても触れられ勉強になった。リスボンの大地震が社会や思想にもたらした影響の大きさを感じる。
  • こたか
    こたか
    @kotaka
    2026年2月24日
    『やりなおし世界文学』から。34
  • 楡
    @etemotust
    2026年1月25日
  • 織白
    織白
    @orishiro_o13
    2025年5月4日
  • CandidE
    CandidE
    @candide_jp
    2025年3月15日
    自らの畑――すなわち、それは内的宇宙である。耕すべし。
  • わっち
    わっち
    @wacchi
    2025年3月6日
  • hikari
    @hikari
    2020年1月1日
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