坂口恭平躁鬱日記

坂口恭平躁鬱日記
坂口恭平躁鬱日記
坂口恭平
医学書院
2013年12月1日
5件の記録
  • 無題
    無題
    @______enrai
    2025年4月10日
    バラナシで、僕はホーリーマンになっていた。サドゥー(行者)の友達がたくさんできた。お前は日本から、しかも金も持たずに、と。インドで金を持たずに生きているということは聖者であった。僕はそのときの彼らから受けた羨望のまなざしを、光を見つけたように見つめられた体験を、そんな自分を忘れることができない。そのとき僕は、生まれて初めて自分が聖者であることに気づいてしまったのだ。バラナシつまりガンジス川の岬で。 僕はそのままバラナシヒンドゥー大学の学生に拾われ、彼らの寄宿舎に居候することになる。毎日、三〇人くらいのインド人学生たちと熱く、未来を語り合っていた。 僕はそのとき一〇〇パーセントだったと今でも思っている。あのときの僕の方が今よりも鋭利で、豊かだったことを知っている。 「坂口恭平躁鬱日記」P200−201
  • Yohei
    @takeshi2002
    2025年3月7日
  • 大皿
    大皿
    @zarabon
    2025年3月1日
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