小説の神様
12件の記録
いち。@tokisakananao3072026年5月12日読み終わった「小説とは願いなのかもしれない。物語を通じて私達は勇気をもらって歩き出せる気がするから」 千谷一夜は売れない高校生作家で、かつての輝きを失い小説が書けずにいた。しかし、突如現れた同い年の人気作家の小余綾詩凪と合作小説を執筆することになる。果たして2人が書き上げる小説にはどんな物語が綴られるのだろうかーー。 一夜は本が売れないことに焦りを感じている中で詩凪と出会う。自分の物語を書き続けることでしか自分の価値を証明できないが、万人受けしない事実がそれを否定するかのように現れる。正解なんて存在しない、売れなくては作家としてやっていけなくなるかもしれない。そんな葛藤にもがく彼を応援せずにはいられなかった。

橘海月@amaretto3192025年2月22日読み終わった中学生デビューするも売れない小説家千谷一夜。彼の高校に同じく中学生デビューの小余綾詩凪が転校してきて…。著者を投影した主人公作家の苦悩がこれでもかと描かれる中、美少女詩凪の設定に「人物が書けてなさすぎだろう…」とメタな突っ込みが入るのがおかしい。 主人公が感じる売れない作家の苦悩が生々しく、どうしても「これ作者の気持ちの吐露では?」と思わずにはいられない。物語の大半も、売れない小説を書く自身へのどうしようもない世界への呪詛が続くので、読んでてかなり辛い。「そんなことはないよ」と言って欲しいのでは?と喉まで出そうになる。 それはそれとして、本が、特に小説がおかれた現状は厳しく。書店はどんどん潰れ、初版部数はどんどん減らされているのは事実で。何十万部も売れるベストセラーが小説でないことも多く、私はやっぱり小説がたくさん売れて書かれてほしいと願わずにはいられない。面白くない小説も含めて、たくさん。








