ユダヤ人であること自体に、被害者意識や民族への憐れみみたいなものをあまり感じず客観的に考えた人なんだなと思った 批判にも動じなかったみたいだし強い よく噛み砕いて読んだつもりだけど、あんまり入ってる感じはしてない(よくない)が 人間の複数性を否定する全体主義への批判と、歴史や事実を書き換えてしまう支配者や組織のイメージへの危機感は現代にも通じるものがあるとは思った。政治って難しいな〜と思って避けていたけど、無関心でもいられないなと思う今日この頃

数年前に漂泊のアーレント 戦場のヨナスを読んで、もっと掘りたいなと思い買ったまま積読していた本。今年中に人間の条件とかもちゃんと読みたい… なぜか今まで文庫本・単行本用のブックカバーしか持ってなかったけど、新書用を追加してみたら、さらに読書が捗ることに気づいた。

「戦争の世紀」を生きた政治哲学者

10年前に本棚登録したってブクログに出てきてちょっとびっくりした そんなに経ったのか

人間の条件、全体主義の起源、共に興味はあれど、それ以上に人物に興味を持ったのでこちらから入ってみる。 彼女がユダヤ人であることが大きなキーだと思っていたのだが(そして確かにそれはそう、なんだけど)私の思うユダヤ人像はだいぶテンプレート且つ知識の浅いソレであったことに読み始め数ページで気付かされた。 そうだよね…ぜんぜん…一枚岩じゃないよね…あんなに沢山の人がいて…あんなに沢山の国に散らばってる民族だもんね… こりゃー著作を読みつつもユダヤ人とは何かということも学ばねばと思った次第。