おおしま
@_carino_
- 2025年11月17日
ケーキの切れない非行少年たち宮口幸治読み終わった話題だったやつ ともすれば非行少年たちの擁護として捉えられかねない内容だと思ったけれど、知的にハンディがある子供たちが非行に走ってしまうということは確かに納得感がある。その納得感を細かく紐解いてくれるような本で、最後はコグ法がそのような子供の学習法として紹介されていたけれど教育現場の実践に入れるのは難しいんじゃないか、という感想。 現在取り入れられているのは少年院での話(=犯罪をすでに起こした子たちに対して)で、予防策として使うにはIQ計測の結果の見方を変えたり学校の仕組みを変えたりする必要があり、課題が多い。もちろんこういったメソッドがもっと普及して非行が減るといいなとは思うけれど 非行少年もこんな苦労があるんです、という道徳的な観点だけではなくて、「受刑者から納税者へ」と題して経済効果を説く部分があったのは面白かった。そこだけ一歩引いた目で、読者を説得させるために書いているように見えた - 2025年11月11日
- 2025年11月10日
わたしを離さないでカズオ・イシグロ,土屋政雄読み終わった再読 エミリ先生とマダムを始めとしたヘールシャムの活動が以前読んだ時よりしっかり理解できたのと、前より引いた目で読めたからかルース、キャシー、トミー3人それぞれの未熟さが際立った。キャシーは思い出話を延々としているわけだけど、どの瞬間を切り取ってもルースも本人も子供っぽいし、語っている大人になったキャシー本人も当時の自分を正当化している節があって、成長してないじゃんと思わざるを得ず。大人になった3人が船を見に行くとこも同じかな カズオイシグロやはり後半の物語の動きようが楽しい、何を聞かされてんだって前半に対して伏線がどんどん回収されていく終盤、一気に読んだ! - 2025年11月2日
- 2025年10月24日
読み終わったカズオイシグロに気を取られ全然進んでなかったがーーやっと読み終わり!! 長かったけど、70年もある昭和を全部話すんだから納得の長さ 安保とか米軍基地とか学生運動とか、ぼんやり知ってるけど何のことかわからないこと(恥)がめちゃめちゃ明確になってすっきりした 政治だけじゃなくてエンタメとか、もっと庶民的な?ニュースもちらほら上がってたのがリアルな感じがして良かったな 最後の教訓を読んでみると、大日本帝国時代の反省と戦後昭和の終わりぐらいの反省で「大局観をもつこと」「世界の情報を得ること」は共通していて、結局日本人学んでないじゃん!! 苦手だと思ってた政治の話が全然辛くなく読めた、良書! - 2025年10月13日
忘れられた巨人カズオ・イシグロ,土屋政雄読み終わったカズオイシグロって、薄々わかってたことを最後に明らかにするのが好きなんだなって思った。日の名残り然り 他に読んだやつとはだいぶ異なってファンタジー調で、入り込むまでに時間がかかったけど世界観をわかってからは楽しく読めた。いろんな立場の人の怒りとか使命が細かく描かれててよい。読み終わってないけど百年の孤独みをすこーし感じた - 2025年9月15日
日の名残りカズオ・イシグロ,土屋政雄読み終わった昭和史の間に挟むものとしては合ってるような気がする内容、時代だけ ズルズル昔のことばっかり考えてるしあんまりなんかプライド高い割に卑屈そうな執事だなって思ってたら終わり方綺麗すぎて一気にめちゃいい本ってなった、てか卿ことも含めて全部ラストのためにあるだろ!!てぐらいよかった。真面目な教訓挟んだ後ジョーク上手くなろうって前向くオチが超いい 訳すの大変だっただろうなあ、綺麗な英語を綺麗な日本語にしたんだろうなって感じ ミスケントンのことはわかっていましたよわたしは! - 2025年9月10日
遠い山なみの光〔新版〕カズオ・イシグロ,小野寺健映画を観たので!併せて読むとめちゃ面白い 映画の一番大事な部分が本と違ったので、大胆な解釈をしたんだなあという感想 イギリスにいるえつこの後悔が結構強めに現れているが、長崎えつこの抑圧感は映画の方が強かったかな 原文も読もうかな〜 解説のとこの、人間は誰しも後悔を抱えて生きるみたいなのが結構印象的だった - 2025年9月6日
- 2025年8月10日
蟹工船小林多喜二読みたい - 2025年7月2日
- 2025年6月9日
- 2025年6月9日
戦争は女の顔をしていないスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,三浦みどり子供に関わるところと拷問、そしてレイプのところは読んでてかなりきつかった 女性が兵士として戦争に行くことは、日本ではなかったけれど、それがあった世界も存在して、かつ想像を絶するほど残酷だったということを初めて知った 国のために共産党のために働いたのに戦後それを隠さないといけないとか、家族のこととか、女性ゆえの辛さが浮き彫りにされていた - 2025年6月3日
- 2025年5月7日
国家はなぜ衰退するのか 上ダロン・アセモグル,ジェイムズ・A・ロビンソン,鬼澤忍やっと読み終わった上巻 衰退というより栄えなかった理由な気がする 一貫した主張を膨大な例で見ていく感じ、世界史の知識ないとしんどいー - 2025年3月8日
アルジャーノンに花束を新版ダニエル・キイス,小尾芙佐 - 2025年3月8日
文庫 銃・病原菌・鉄 下ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰 - 2025年3月8日
文庫 銃・病原菌・鉄 上ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰 - 2025年3月8日
哲学と宗教全史出口治明
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