名探偵の君へ

11件の記録
ぶんか遺産@bunkasremains2026年10月8日読み終わったドルリー・レーンに捧げる名探偵小説としては結構面白かった。聴覚障害者と名探偵というリアリティラインの異なるテーマが同居していて若干の違和感を覚えるが、この趣向なら仕方ないし上手くやっている方だと思う。長いがじょうちょうではない。 それはそうと、本格ミステリとしてはちょっと微妙。ロジックの出来そのものは置いておくとしても、やりたいことから逆算した感が隠し切れていないし、興ざめのギミックも目立った。

たまこ@tamako_262026年9月28日読み終わった衝撃的な作品だった…。 何かあるとは思ったけど、 まさかまさかの展開にページを捲る手が止まらなかった。特に謎解きのはじまった後半からは、止められなかった。どんな結末が待っているのか、が気になりすぎて。 伏線の貼り方も良かった。 舞台こそミステリーにはよくある陸の孤島だけれど、 探偵が聴覚障害を持っているのは初めて読んだ。 作中ではエラリー・クイーンがそのような設定の作品を書いているとの記載があるけれど、 私は基本的に洋物は読まないので知らなかった。 催眠で皆が眠ってしまう設定も特殊かも。 設定自体も面白かった。 作中のキャラクターも魅力ある、そしてどこかリアリティのある造形も良かった。 探偵とワトソンというと、シャーロックホームズ以降よくみる関係性になってきたけれど、今回の2人の関係性はそんなところにとどまらなかった。ある意味で最後は逆転する部分もあったし。 いやぁ、でも、うん……うん、いや、魅力的なんだけど、やっぱり悲しいのは悲しいよね。こういう展開はめっちゃ好きだし、良かったんだけど。できればこの謎は本当に解いてほしい。解き続けてほしい。お兄さんもね、これからも関わり続けてほしい。 本の最後によくある 「この作品はフィクションです」 のところで、著者自身が聴覚障害者であることを明かしており、そのことにも驚いた。 作中の障害に関する描写が詳細だったりしたのは著者の方の綿密な取材や調査の結果だと思っていたけれど、本人の経験でもあったと知り、 円城塔さんの「虚実の間に」の、フィクションから他者の経験を汲み取り想像する、といった文言が思い出された。 著者も注意喚起しているように、あくまで一例ということなんだろうけれど、今までのフィクションで知り得ていた典型的な聴覚障害者の方のイメージとは少し 違っていて、視野が広がった。 それにしても分厚かった…こんなにページをめくってもめくっても終わらない本、今まであったかな…。分厚すぎたり、上下巻に分かれるような長いやつは避けてきたのはあるんだけど、読み切れて良かった…。
ふーる@fool62026年9月27日読み終わったある実験に参加するため孤島の館へ赴いた推理小説同好会の面々。たがそこでは事件と眠りを誘う暗示が待っていた。孤島ミステリ、障害による苦労のある中の健気な探偵と相方による捜査。しかし、この結末はあんまりだ








