終わった町の話をしよう

終わった町の話をしよう
終わった町の話をしよう
芦花公園
双葉社
2026年9月16日
6件の記録
  • 民俗学ともホラーとも少し違うような、神学的というか、神や怪異のできあがるまでのお話のような。 芦花公園先生の作品は数作読んでいるけど、どの作品も根底に神という存在が在る。 過去作に比べると少しわかりにくい話に感じたかも。 でも面白かったです。 ただ千家がずっと好きになれなくて……目の前の人に苛立ち、それをぶつける様が受け入れられなくて、人の身勝手さや醜さをがつんとぶつけられた気持ちになりました。
  • 楓
    楓
    @kmaaekdoe6
    2026年9月25日
  • ゆいちゃん
    ゆいちゃん
    @yui__arm
    2026年9月24日
    最初から最後まで、徹頭徹尾、救いがない。 本当に「終わった」町の話だった。 違和感しかない。真っ当なことなんてほとんどない。 私は記録者(聞き手)が気になってしょうがなかったけど、読む人によっては別のところが引っかかる人もいるだろうな。まじで違和感しかないので。こわい。ずっと、こわいんです。 エピローグの畳み掛け方が圧巻! 名前をつけてはいけないモノ、祀ってはいけない神様とはどういうことか。助からない、希望がない、ということだけがわかる。こわい。
  • これまでの同作者の作品を少なからず読み続けてきた身からすると、集大成的な作品として楽しむことができた。「声無き神」がいるとされる町で、住人たちの声を記録者として集めるが……という中で、この町で何が起きているのかが次第に明かされる。語り手の罪を示唆するような章題、常につきまとう「終わった町」という題からくる取り返しのつかなさ、こちらからは見ることのできぬ何者かに見られている感覚、意思を問うことも解釈することも拒むような形而上的存在。わかりやすく怪物が襲ってくるホラーではない分、文章を通して感じられる絶望感が、ここでしか味わえない唯一無二の読み味でとても良かった。 聞き手にとっての最終章で断ち切っても良さそうなところを、エピローグとして解体の手が入ったまま終わるの、美しすぎて呆然としてしまった。すばらしい突き放され方だった。
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