本の愉しみ、書棚の悩み

8件の記録
- タレ@miki_nike2025年8月1日読み終わった@ ミロンガ·ヌオーバ本の虫ほど楽しくてしかたがない本。読書が人生に与えてくれる豊かさと、それを分かち合えるパートナーへの愛が、知的ユーモアたっぷりに描かれる。 同じ読書家でも本の扱い方は千差万別。本棚に並べるのは年代順?作家順?ペーパーバッグをすこしでも軽くするため、読み終わった章を破りとる父。サウナのなかで本を読む夫。しおりやドッグイアへのこだわり。夫婦間で贈りあう献呈のことば。本に描かれている現場での読書。豊かな食べ物描写の特別さ。9キロの古本の価値。 明日からの読書がますます楽しくなりそうな、自分の書棚にも並べておきたくなる、愛おしい一冊。
- Anna福@reads--2503091900年1月1日読み終わった両親も作家なら夫も作家の著者。 自称活字中毒で書物がなかった時に、トヨタカローラの取説をじっくり読んだエピソードも。ご主人との蔵書統合時の衝突、夫婦の寝室で互いに本を朗読し合うのはとても素敵。日本人ではイメージ出来ない。ギリシャ語の詩を朗読をしてくれる夫… 父親の蔵書のほんの一部四百冊を引き取り他の本と離して置いていたら、ご主人が「お父さんのヘミングウェイを、ぼくのスティーブン・キングに汚されたくないんだろう」と非難がましく言った…というのも笑ってしまう。 引用される作家と作品数がすごい。巻末の索引のページ数よ。本愛に溢れた軽やかで知的な、共感あるあるエッセイだった。