涼宮ハルヒの劇場

6件の記録
- 駄駄野@enmr3102025年8月24日最初に読んだ時は全然年上だったSOS団メンツもすっかり一回り年下に(嘘だろ) 雪山症候群でキョンが言ってた「どこか異世界に行った時の記憶」がこれ。分裂と驚愕読んだ人間には『ああ、あの人の親玉…』とわかる。 メタ的な目線で言うと、前回の直観同様箸休め巻といった印象。何年かかっても良いのでまた長編読みたいです先生。
- たなぱんだ@tanapanda2025年2月14日読み終わった感想ネタバレあり奇抜な設定だけど、まさに「ハルヒ」らしい一冊だった。 第2章までは初期に雑誌掲載されたエピソードなので、ハルヒの言動が初期のトゲトゲした感じそのままで、どこか懐かしさを覚える。時系列的には『溜息』(2巻)〜『消失』(4巻)の間に位置づけられていて、まだ尖っているハルヒのキャラクター像を考えると、この落とし所はしっくりくる。 「フィクションの世界に入り込む」という大胆な設定ながら、根底にあるのは「非日常ではなく、元の日常を選択する」というシリーズを通して描かれてきたテーマ。これは『憂鬱』から繰り返し提示されてきたものだし、今作もまさに「The <ハルヒ> シリーズ」という仕上がりになっている。「エンドレス・エイト」のように長門に負荷がかかる展開も、『消失』前のエピソードとしての説得力がある。 さらに、「分裂」や「天蓋」といったワードをさりげなく入れてくる演出もニクい。 このあたりの細かい仕掛けも含めて、新刊として待った甲斐のある一冊だった。