台湾の少年(4)
7件の記録
ユウキ@sonidori7772025年12月1日読み終わった借りてきた日本統治下の台湾に生まれ、白色テロに巻き込まれ(昔読書会に参加しただけの罪で)政治犯として10年服役した経験を持つ蔡焜霖少年の生涯。 2〜3巻あたりの、緑島での服役経験は身体的にも辛いものがありながら、ささいな罪で銃殺されていく仲間の描写が重い。 10年遅れたと必死に働きながらも、同じ経験をした仲間や苦難の中にいる人に手を差し伸べる優しさを持つ焜霖は、警察の監視下で戒厳令下を生き延びる。そういった経験をした人たちの先に今の民主化された台湾があるのは、本当に血と涙で勝ち取った結果なんだと実感する。 台湾語、北京語、日本語の訳が巧みに使い分けられた本書からも、その支配の歴史の複雑さが伝わってくる。 4巻の解説にあった「親日台湾」の項は胸に刻んでおこうと思う。


Blueone@bluestuck42025年9月3日読み終わった読み終わった…。恨むのではなくて、いつでも光の方へと歩もうとした人生、本当にすごい。 ーーー 大切なのは革命そのものはなく、平和裏に行われる改革なんです。それは会社も国家も同じで、それこそが正しい道なんです。(p113) 先輩は不当な目に遭ったからといって恨みを抱いて生きてきたわけではなかった。たとえ目の前にどんな困難が横たわっていても、失業した漫画家や仕事のない政治犯、それに紅葉少年野球チームなど、自分の助けが必要な者たちがいれば常に善意の手を差し伸べてきた。(p141)







